クラスタ化された Hyper-V コンピュータのバックアップ
Hyper-V クラスタでは、仮想コンピュータをクラスタ ノード間で移行することができます。クラスタ化された Hyper-V コンピュータのバックアップを正しく設定するには、次の推奨事項に従ってください。
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移行先のノードに関係なく、コンピュータをバックアップに使用できるようにしておく必要があります。Hyper-V エージェントでどのノードのマシンにもアクセスできるようにするには、各クラスターノードに対して管理者権限のあるドメインユーザーアカウントでエージェントサービスを実行します。
エージェント for Hyper-V のインストール時に、このようなアカウントをエージェント サービスに指定しておくことをお勧めします。
- エージェント for Hyper-V をクラスタの各ノードにインストールします。
- 管理サーバーにすべてのエージェントを登録します。
復元されたコンピュータの高可用性
バックアップしたディスクを既存の Hyper-V 仮想マシンに復元するとき、マシンの高可用性プロパティはそのままの状態で残ります。
バックアップ済みのディスクを新しいHyper-V仮想マシンに復元する場合、またはHyper-V仮想マシンの変換をバックアップ計画内で実行する場合、作成されるマシンは高可用性にはなりません。予備のコンピュータとみなされ、通常、電源がオフになります。運用環境でマシンを使用する必要がある場合、フェールオーバークラスター管理スナップインから高可用性に設定できます。