ディザスタリカバリ保護計画の作成

ディザスタリカバリモジュールを含めた保護計画を作成し、デバイスに適用します。

デフォルトでは、新しい保護計画の作成時にディザスタリカバリモジュールが無効になっています。ディザスタリカバリ機能を有効にしてサービスに計画を適用すると、クラウドネットワークインフラが作成されます。ここで作成されるインフラには、個別の保護対象のサービスに対応する復元サーバーが含まれています。復元サーバーは、選択されたデバイスをコピーしたクラウド内の仮想マシンです。選択されたそれぞれのデバイスに対して、デフォルト設定の復元サーバーがスタンバイ状態(仮想マシンが実行されていない)で作成されます。復元サーバーのサイズは、保護されているデバイスのCPUとRAMに応じて自動的に設定されます。次のようなデフォルトのクラウドネットワークインフラも自動的に作成されます。クラウドサイトのVPNゲートウェイとネットワーク。リカバリサーバーの接続先になります。

保護計画のディザスタリカバリモジュールを取り消したり、削除または無効化したりする場合でも、復元サーバーとクラウドネットワークが自動的に削除されることはありません。必要な場合は、ディザスタリカバリインフラを手動で削除できます。

  • ディザスタリカバリを構成すると、デバイスの復元サーバー作成後に生成された任意の復元ポイントから、テストまたは本番のフェールオーバーを実行できるようになります。デバイスがディザスタリカバリで保護される前(復元サーバーが作成される前)に生成された復元ポイントを使用してフェールオーバーを実行することはできません。

  • デバイスのIPアドレスを検出できない場合、ディザスタリカバリ保護計画を有効にすることはできません。仮想マシンがエージェントレスでバックアップされ、IPアドレスが割り当てられていない場合などがこれに当たります。

  • 保護計画を適用する際には、同じネットワークとIPアドレスがクラウドサイトで割り当てられます。IPsec VPN接続では、クラウドのネットワークセグメントとローカルサイトが重複しないことが求められます。マルチサイトIPsec VPN接続が構成され、1台または複数のデバイスに保護計画が後で適用される場合、追加でクラウドネットワークをアップデートしてクラウドサーバーのIPアドレスを再割り当てする必要があります。詳細については、IPアドレスの再割り当てを参照してください。

ディザスタリカバリ保護計画を作成するには

  1. Cyber Protectコンソールで [デバイス] > [すべてのデバイス] に進みます。
  2. 保護するマシンを選択します。
  3. [保護] をクリックしてから、[計画の作成] をクリックします。

    保護計画のデフォルト設定が開きます。

  4. バックアップオプションを設定します。

    ディザスタリカバリの機能を使用する場合、この計画では、マシン全体、または起動と必須のサービスの提供に必要なディスクのみをクラウド ストレージにバックアップする必要があります。

  5. モジュール名の横にあるスイッチをクリックして、ディザスタリカバリモジュールを有効にします。
  6. [作成] をクリックします。

    計画が作成され、選択されたマシンに適用されます。

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