エージェントのインストール

「サポート対象のオペレーティングシステムと環境」に挙げられているいずれかのオペレーティングシステムを実行するマシンにエージェントをインストールできます。Cyber Protect機能をサポートしているオペレーティングシステムについては、Cyber Protect機能がサポートされているオペレーティングシステム」を参照してください。

Windowsの場合

  1. コンピュータがインターネットに接続されていることを確認します。
  2. Windowsに管理者権限でログオンし、プログラムの設定を開始します。
  3. (オプション)[インストール設定のカスタマイズ] をクリックし、以下を希望する場合は適切な変更を加えます。

    • インストールするコンポーネントを変更する場合(特にCyber Protection Monitorとコマンドラインツールのインストールを無効にする場合)。
    • Cyber Protectionサービスにマシンを登録する方法を変更する場合。[サービスコンソールを使用します](デフォルト)から [資格情報を使用します][登録トークンを使用します] に切り替えることが可能です。
    • インストールパスを変更する場合。
    • エージェントサービスを実行するユーザーアカウントを変更する場合。詳細については、「Windowsマシンのログオンアカウントの変更」を参照してください。
    • プロキシサーバーのホスト名/IPアドレス、ポート、および資格情報を確認または変更する場合。Windowsでプロキシサーバーが有効な場合は、自動的に検出、使用されます。
  4. [インストール] をクリックします。
  5. (エージェント for VMware をインストールする場合のみ)仮想マシンがバックアップ対象の vCenter Server またはスタンドアロン ESXi ホストのアドレスとアクセス認証を指定して、[完了] をクリックします。管理者の役割が割り当てられたアカウントを使用することをお勧めします。そうしない場合は、vCenter ServerまたはESXi上で必要な権限を持つアカウントを指定します。
  6. (ドメインコントローラでインストールする場合のみ)エージェントサービスを実行するユーザーアカウントを指定して、[完了] をクリックします。これは、セキュリティ上の理由で、プログラムの設定はドメインコントローラ上で新しいアカウントを自動作成できないためです。
  7. 手順3でデフォルトの登録方法 [サービスコンソールを使用します] を保持した場合は、登録画面が表示されるのを待ってから、次の手順に進みます。それ以外の場合、追加の操作は不要です。
  8. 次のいずれかを実行します。

    • [マシンの登録] をクリックします。開いたブラウザウィンドウで、サービスコンソールにサインインしてから、登録の詳細を確認して [登録を確認] をクリックします。
    • [登録情報を表示] をクリックします。セットアッププログラムには登録リンクと登録コードが表示されます。リンクとコードをコピーして、ほかのマシンで登録手順を実行できます。この場合は、登録フォームに登録コードを入力する必要があります。登録コードの有効期限は 1 時間です。

      または、[すべてのデバイス] > [追加] をクリックし、下にスクロールして [コードによる登録] を表示し、[登録] をクリックして、登録フォームにアクセスできます。

      登録を確認するまで、プログラムの設定を終了しないでください。登録を再開するには、プログラムの設定を再開して、インストール手順を繰り返す必要があります。

      その結果マシンは、サービスコンソールへのログインに使用されたアカウントに割り当てられます。

    • コマンドラインを使用してマシンを手動で登録してください。詳細については、「マシンの手動登録」を参照してください。

  9. (強化セキュリティモードを使用しているテナントのアカウントにエージェントが登録されている場合)暗号化パスワードを設定してください。

Linuxの場合

Linuxエージェントをインストールするには、少なくとも2GBの空きディスク領域が必要です。

  1. コンピュータがインターネットに接続されていることを確認します。
  2. rootユーザーとしてインストール ファイルを実行します。

    ネットワーク内でプロキシサーバが有効な場合、ファイルを実行するときに、サーバーホスト名/IPアドレスとポートを以下の形式で指定します。 --http-proxy-host=ADDRESS --http-proxy-port=PORT --http-proxy-login=LOGIN--http-proxy-password=PASSWORD

    Cyber Protectionサービスにマシンを登録するデフォルトの方法を変更する場合は、次のいずれかのパラメータを使用してインストールファイルを実行します。

    • --register-with-credentials: インストール時にユーザー名とパスワードを確認する場合
    • --token=STRING: 登録トークンを使用する場合
    • --skip-registration: 登録をスキップする場合
  3. インストールするエージェントのチェック ボックスを選択します。次のエージェントを使用できます。

    • エージェント for Linux
    • エージェント for Virtuozzo
    • Oracle エージェント

    VirtuozzoエージェントとOracleエージェントの場合は、Linuxエージェント(64ビット)もインストールする必要があります。

  4. 手順 2 でデフォルトの登録方法を保持した場合は、次の手順に進みます。それ以外の場合は、Cyber Protectionサービスのユーザー名とパスワードを入力するか、トークンでマシンが登録されるまで待ちます。
  5. 次のいずれかを実行します。

    • [マシンの登録] をクリックします。開いたブラウザウィンドウで、サービスコンソールにサインインしてから、登録の詳細を確認して [登録を確認] をクリックします。
    • [登録情報を表示] をクリックします。セットアッププログラムには登録リンクと登録コードが表示されます。リンクとコードをコピーして、ほかのマシンで登録手順を実行できます。この場合は、登録フォームに登録コードを入力する必要があります。登録コードの有効期限は 1 時間です。

      または、[すべてのデバイス] > [追加] をクリックし、下にスクロールして [コードによる登録] を表示し、[登録] をクリックして、登録フォームにアクセスできます。

      登録を確認するまで、プログラムの設定を終了しないでください。登録を再開するには、プログラムの設定を再開して、インストール手順を繰り返す必要があります。

      その結果マシンは、サービスコンソールへのログインに使用されたアカウントに割り当てられます。

    • コマンドラインを使用してマシンを手動で登録してください。詳細については、「マシンの手動登録」を参照してください。

  1. (強化セキュリティモードを使用しているテナントのアカウントにエージェントが登録されている場合)暗号化パスワードを設定してください。

  2. UEFIセキュアブートがマシンで有効になっている場合、インストールの後にシステムを再起動するように促されます。使用するパスワード(root ユーザーまたは「Acronis 」のいずれか)を確実に覚えておいてください。

    インストール時には、カーネルモジュールの署名に使用する新しいキーが生成されます。マシンを再起動して、この新しいキーをマシンオーナーキー(MOK)リストに登録する必要があります。新しいキーを登録しないと、現在のエージェントを操作できません。エージェントのインストール後にUEFIセキュアブートを有効にした場合は、エージェントを再インストールする必要があります。

  3. インストールの完了後、次のいずれかを実行します。

    • 前の手順でシステムの再起動をするよう促された場合、[再起動] をクリックします。

      システム再起動中に、MOK(マシン所有者キー)の管理を選択し、[MOK を登録] を選択し、前の手順で推奨されたパスワードを使用してキーを登録します。

    • それ以外の場合は [終了] をクリックします。

トラブルシューティングに関する情報は、/usr/lib/Acronis/BackupAndRecovery/HOWTO.INSTALLファイルを参照してください。

macOSの場合

  1. コンピュータがインターネットに接続されていることを確認します。
  2. インストールファイル(.dmg)をダブルクリックします。
  3. インストールディスクイメージがオペレーションシステムにマウントされるのを待ちます。
  4. [インストール] をダブルクリックします。
  5. プロキシサーバーがネットワークで有効になっている場合は、メニューバーの [保護エージェント] をクリックし、[プロキシサーバー設定] をクリックして、プロキシサーバーのホスト名/IPアドレス、ポート、資格情報を指定します。
  6. 資格情報を求められた場合は、管理者の資格情報を入力します。
  7. [続行] をクリックします。
  8. 登録画面が表示されるまで待ちます。
  9. 次のいずれかを実行します。

    • [マシンの登録] をクリックします。開いたブラウザウィンドウで、サービスコンソールにサインインしてから、登録の詳細を確認して [登録を確認] をクリックします。
    • [登録情報を表示] をクリックします。セットアッププログラムには登録リンクと登録コードが表示されます。リンクとコードをコピーして、ほかのマシンで登録手順を実行できます。この場合は、登録フォームに登録コードを入力する必要があります。登録コードの有効期限は 1 時間です。

      または、[すべてのデバイス] > [追加] をクリックし、下にスクロールして [コードによる登録] を表示し、[登録] をクリックして、登録フォームにアクセスできます。

      登録を確認するまで、プログラムの設定を終了しないでください。登録を再開するには、プログラムの設定を再開して、インストール手順を繰り返す必要があります。

      その結果マシンは、サービスコンソールへのログインに使用されたアカウントに割り当てられます。

    • コマンドラインを使用してマシンを手動で登録してください。詳細については、「マシンの手動登録」を参照してください。

  1. (強化セキュリティモードを使用しているテナントのアカウントにエージェントが登録されている場合)暗号化パスワードを設定してください。

  2. macOSのバージョンがMojave10.14.x以降の場合は、保護エージェントにフルディスクアクセスを付与してバックアップ操作を有効にします。

    この手順については、https://kb.acronis.com/content/62133を参照してください。