仮想コンピュータの復元
仮想マシンのバックアップを物理マシンまたは他の仮想マシンにリカバリできます。
ターゲットの仮想化ハイパーバイザーに関連するエージェントが、現在の環境に少なくとも1つインストールされ、管理サーバーに登録されている場合、仮想マシンへのリカバリが可能です。例えば、VMware ESXiへの復元を行う場合は、VMwareエージェントが現在の環境にインストールされ、管理サーバーに登録されている必要があります。
一部のオプションはクラウド配置でのみ利用可能です。
仮想マシンから物理マシン(V2P)または仮想マシンから仮想マシン(V2V)のマイグレーションでサポートされるパスの詳細については、コンピュータの移行を参照してください。
仮想コンピュータの復元手順
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次のいずれかを実行します。
- バックアップされたコンピュータを選択し、[復元] をクリックしてから、リカバリポイントを選択します。
- [バックアップストレージ] タブで復元ポイントを選択します。
- [復元] > [コンピュータ全体] をクリックします。
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(物理マシンに復元する場合)[リカバリ先] で [物理マシン] を選択します。
ターゲットマシンのディスク構成がバックアップのディスク構成と正確に一致する場合にのみ、物理マシンへの復元が可能です。この場合、物理マシンをリカバリするの手順4に進んでください。それ以外の場合は、ブータブルメディアを使用して、仮想マシンから物理マシン(V2P)のマイグレーションを実行することをお勧めします。
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デフォルトでは、元のマシンがターゲットマシンとして選択されています。別の仮想コンピュータに復元するには、[ターゲットマシン] をクリックしてから次の手順を実行します。
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ハイパーバイザーを選択します。
該当のハイパーバイザーのエージェントが、現在の環境に少なくとも1つインストールされ、管理サーバーに登録されている必要があります。 - 新規または既存のコンピュータに復元するかどうかを選択します。
- ホストを選択し、新しいマシン名を指定するか、既存のターゲットマシンを選択します。
- [OK] をクリックします。
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- (Virtuozzo Hybrid Infrastructureの場合)[VM設定] をクリックして、[フレーバー] を選択します。オプションで、仮想マシンのメモリサイズ、プロセッサー数、ネットワーク接続を変更できます。
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(新しいマシンにリカバリする場合)必要な追加の復元オプションを設定します:
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(Virtuozzo Hybrid InfrastructureおよびScale Computing HC3では利用不可)仮想マシンのデータストアを選択するには、[データストア](ESXi)、[パス](Hyper-VおよびVirtuozzo)、または [ストレージドメイン](Red Hat Virtualization/oVirt)をクリックしてから、仮想マシンのデータストア(ストレージ)を選択します。
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各仮想ディスクのデータストア(ストレージ)、インターフェース、プロビジョニングモードを選択するには、[ディスクマッピング] をクリックします。マッピングセクションでは、復元対象の個別のディスクを選択することもできます。
VirtuozzoコンテナまたはVirtuozzo Hybrid Infrastructure仮想マシンをリカバリ中の場合は、これらの設定を変更できません。Virtuozzo Hybrid Infrastructureの場合、ターゲットディスクに対して選択できるのはストレージポリシーのみです。設定する場合、対象のターゲットディスクを選択し、[変更] をクリックします。ブレードが開いたら、ギアアイコンをクリックし、ストレージポリシーを選択して [完了] をクリックします。 -
(VMware ESXi、Hyper-V、VirtuozzoおよびRed Hat Virtualization/oVirtの場合)仮想マシンのメモリサイズ、プロセッサ数、ネットワーク接続を変更するには、[VM設定] をクリックします。
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- [復元を開始] をクリックします。
- (既存の仮想マシンにリカバリする場合)ディスクを上書きすることを確認します。
復元の進行状況は [アクティビティ] タブに表示されます。