物理マシンをリカバリする

このセクションでは、Cyber Protectコンソールを使用して物理マシンをリカバリする方法について説明します。

以下のいずれかをリカバリする必要がある場合、Cyber Protectコンソールではなくブータブルメディアを使用します。

  • macOSオペレーティングシステム
  • 任意のオペレーティング システムをベアメタルまたはオフラインコンピュータに復元する場合
  • 論理ボリューム(LinuxにLVM(論理ボリュームマネージャ)で作成されたボリューム)の構成。メディアでは、論理ボリューム構成を自動的に再作成できます。

オペレーティングシステムの復元、およびBitLockerまたはチェックポイントで暗号化されたボリュームの復元には、再起動が必要です。詳細については、再起動を伴う復元を参照してください。

物理コンピュータの復元手順

  1. バックアップされたコンピュータを選択します。
  2. [復元] をクリックします。
  3. リカバリ ポイントを選択します。復元ポイントは、保存場所でフィルタされます。

    コンピュータがオフラインになっている場合、リカバリ ポイントは表示されません。次の手順のいずれかを実行します。

  4. [復元] > [コンピュータ全体] をクリックします。

    バックアップされたディスクをターゲット コンピュータのディスクへ自動的にマップします。

    別の物理コンピュータに復元するには、[ターゲットマシン] をクリックして、オンラインの復元先のコンピュータを選択します。

  5. マッピング結果に満足できない場合、またはマッピングが正常に行われなかった場合は、[ディスクマッピング] をクリックして、ディスクを手動で再度マッピングできます。

    またマッピングセクションでは、復元対象の個別のディスクまたはボリュームを選択することもできます。右上の [...に切り替え] リンクを使用することによって、復元するディスクおよびボリュームを切り替えることができます。

  6. [プロテクションエージェントがインストールされた Windows マシンをリカバリする場合のみ使用可能] マシンを Active Directory ドメインに参加させるには、ドメインに再参加スイッチを有効にします。

    1. ドメイン資格情報フィールドをクリックします。

      1. ドメインの名前を指定します。

        バックアップにドメイン名に関するデータが含まれている場合、このフィールドは事前に入力されます。

      2. ドメイン参加権限を持つユーザーアカウントの資格情報を指定します。

        ユーザーアカウントを<user name>@<domain>または<domain>\<user name>として指定できます。

      3. 組織単位(OU)を指定します。

        バックアップに組織単位に関するデータが含まれている場合、このフィールドは事前に入力されます。

      4. [完了] をクリックします。

      その結果、指定された資格情報が検証され、正しい場合は、リカバリ後にリカバリされたマシンが自動的にドメインに再参加します。

  7. (オプション)[安全な復元] スイッチを有効にして、マルウェアに関するバックアップスキャンを実行します。マルウェアが検出された場合、バックアップにマークが付けられ、復元プロセスの完了直後に削除されます。
  8. [復元を開始] をクリックします。
  9. ディスクをバックアップされたバージョンで上書きすることを確認します。コンピュータを自動的に再起動するかどうかを選択します。

復元の進行状況は [アクティビティ] タブに表示されます。