物理データ配送

このオプションは、バックアップ先がクラウドストレージで、バックアップ形式[バージョン 12] に設定されている場合に有効です。

このオプションは、Windowsエージェント、Linuxエージェント、Macエージェント、VMwareエージェント、およびHyper-Vエージェントによって作成されるディスクレベルバックアップとファイルバックアップで有効です。ブータブルメディアの下で作成されるバックアップはサポートされていません。

このオプションは、保護計画によって作成される最初の完全バックアップを、物理データ配送サービスを使用してハードディスクドライブ上のクラウドストレージに送信するかどうかを決定します。以降の増分バックアップは、ネットワーク経由で実行できます。

デフォルト設定:無効です。

物理データ配送サービスについて

物理データ配送サービスの Web インターフェースは、オンプレミスデプロイの組織管理者およびクラウドデプロイメントの管理者のみが使用できます。

物理データ配送サービスと注文作成ツールの使用方法の詳しい手順については、『物理データ配送管理者ガイド』を参照してください。物理データ配送サービスのWebインターフェースでこの文書にアクセスするには、[?]アイコンをクリックします。

物理データ配送プロセスの概要

  1. 新しい保護計画を作成します。この計画では、物理データ配送バックアップオプションを有効にします。

    ドライブに直接バックアップするか、ローカルフォルダまたはネットワークフォルダにバックアップして、そのバックアップをドライブにコピー/移動することができます。

    最初の完全バックアップが完了したら、以降のバックアップは同じ保護計画で実行する必要があります。別の保護計画では、同じパラメータを使用して同じマシンに対して行うものであっても、別の物理データ配送サイクルが必要になります。

  2. 最初のバックアップが完了した後に、物理データ配送サービスのWebインターフェースを使用して注文作成ツールをダウンロードし、注文を作成します。

    このWebインターフェースにアクセスするには、次のいずれかを実行します。

    • オンプレミス配置の場合: Acronisアカウントにログインし、[物理データ配送] の下にある [トラックコンソールに移動する] をクリックします。
    • クラウドデプロイの場合: 管理ポータルにログインし、[概要] > [使用状況] をクリックして、[物理データ配送][サービスの管理] をクリックします。
  3. ドライブを梱包してデータセンターに配送します。

    『物理データ配送管理者ガイド』で説明する梱包手順に必ず従ってください。

  4. 物理データ配送サービスのWebインターフェースを使用して注文ステータスを追跡します。以降のバックアップは、最初のバックアップがクラウドストレージにアップロードされるまでは失敗するため注意してください。