バックアップのエクスポート
エクスポート操作によって、バックアップの自己完結型のコピーを、指定したロケーションに作成します。元のバックアップは変更されません。エクスポートを使用すると、特定のバックアップを増分および差分バックアップと区別することができます。それにより、迅速な復元、リムーバブルメディアや取り外し可能なメディアへの書き込みなどの目的に使用できます。
エクスポート操作の結果は常に完全バックアップです。異なるロケーションへバックアップチェーン全体のレプリケーションを行い、複数の復元ポイントを保存したい場合、バックアップのレプリケーション計画を使用します。
エクスポートしたバックアップのバックアップファイル名は、バックアップ形式オプションの値に依存します:
- あらゆるバックアップスキームにおいて、バージョン12形式の場合、シーケンス番号を除き、バックアップファイル名は、元のバックアップの名前と同じになります。同じバックアップチェーンから複数のバックアップが同じロケーションへエクスポートされると、最初のものを除き、4桁のシーケンス番号がすべてのバックアップのファイル名に付加されます。
- バックアップスキームを [常に増分(単一ファイル)] に設定したバージョン11形式の場合、バックアップファイル名は元のバックアップのバックアップファイル名と完全に一致します。同じバックアップチェーンから複数のバックアップが同じロケーションへエクスポートされると、すべてのエクスポート操作により、以前にエクスポートされたバックアップが上書きされます。
- その他のバックアップスキームにおいて、バージョン11形式の場合、タイムスタンプを除き、バックアップファイル名は、元のバックアップの名前と同じになります。エクスポートされたバックアップのタイムスタンプは、エクスポートが実行された時間に対応します。
エクスポートされたバックアップは、元のバックアップから暗号化設定とパスワードを継承します。暗号化されたバックアップのエクスポートを行う際は、パスワードを指定する必要があります。
バックアップをエクスポートするには
- バックアップされたコンピュータを選択します。
- [復元] をクリックします。
-
リカバリ ポイントを選択します。復元ポイントは、保存場所でフィルタされます。
コンピュータがオフラインになっている場合、リカバリ ポイントは表示されません。次の手順のいずれかを実行します。
- バックアップのロケーションがクラウドまたは共有ストレージの(他のエージェントがアクセスできる)場合は、[コンピュータを選択] をクリックして、オンラインになっているターゲット コンピュータを選択してから、リカバリ ポイントを選択します。
- [バックアップ] タブの復元ポイントを選択します。
- ギアアイコンをクリックし、[エクスポート] をクリックします。
- エクスポートを実行するエージェントを選択します。
- バックアップが暗号化されている場合は、暗号化パスワードを指定します。それ以外の場合は、この手順をスキップします。
- エクスポート先を指定します。
- [開始] をクリックします。