目次
新機能
Acronis Cyber Protect Cloud
Advanced Data Loss Prevention - 早期アクセスプログラム
パートナーは、プロビジョニングの大幅な簡素化とサイバー保険料の削減により、サービスを拡張し、新たな収益機会を確保できるようになります。サイバーセキュリティの専門家を追加で雇用する必要はなくなります。
エンドカスタマーがコンプライアンスに準拠し、内部の情報漏洩リスクを最小化できるようサポートします。
管理ポータル
パートナープロファイルと連絡先情報の収集
パートナーは、新しいパートナープロファイルのメニューオプションを使用して、会社情報を管理し、会社のどの連絡先にAcronisからの重要な請求、ビジネス、および技術的なアップデートを送信するかを設定できます。
Acronis Cyber Files Cloud
Acronis Files CloudのGuestユーザーアカウント
Guestユーザー機能は、Acronis Files CloudのユーザーがEメールアドレスを利用して、外部ユーザーとファイルやフォルダを共有できる機能です。
管理者は、(ライセンスの対象に含めるため)Guestユーザーアカウントをユーザーアカウントに昇格させたり、必要に応じてGuestユーザーアカウントを無効化/削除したりできます。
ISVの統合
Acronis Cyber Protect CloudにおけるSplashtopの統合
広く利用されているリモートデスクトップソリューションであるSplashtopとの統合が実現し、MSPの技術者は、Splashtopを使ってAcronis Cyber Protect Cloud内からリモートデスクトップセッションを迅速に確立できるようになりました。Splashtopコンソールに切り替える必要はなくなりました。
RMMとPSAの統合
Kaseya VSA内からAcronis Cyber Protect CloudエージェントをmacOSおよびLinuxワークロードに配置
パートナーは、Kaseya VSA内からAcronis Cyber Protect CloudエージェントをmacOSおよびLinuxワークロードに直接配置できるようになりました。
Advanced Eメールセキュリティ
AcronisブランドのAdvanced Email Securityコンソール
パートナーがAdvanced Email Securityにアクセスする場合、Acronisブランドのコンソール環境内から操作できます。
アップデート済みコンポーネント
サイバープロテクションエージェント
Acronisサイバープロテクションエージェントの新しいバージョンは以下の通りです。
- AcronisサイバープロテクションWindowsエージェント(v.15.0.29439)
- AcronisサイバープロテクションMacエージェント(v.15.0.29439)
- AcronisサイバープロテクションLinuxエージェント(v.15.0.29439)
Acronisサイバープロテクションエージェントのリリースノートは、こちらから参照してください。
Acronis Cyber Cloud APIの変更点
Acronis Cyber Cloud APIの変更履歴は、専用のAPI変更ログ文書で確認できます。
修正済みの問題
このセクションでは、今回のアップデートで修正済みの問題について説明します。
Acronis Cyber Protect Cloud
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共通
- [ABR-336206] 一部のエージェントで、ステータスがオンラインであるにも関わらず、「オフライン」として報告される。
- [ABR-330304] [バックアップストレージ] タブがロードされない。
- [ABR-341266] 取り消された保護計画が、[デバイス] → [計画] 列に表示されたままになる。
- [ABR-336241] ダイナミックグループ内の一部のワークロードで、保護計画が取り消される。
- [ABR-341387] エージェントに適用された保護計画のスケジュールが設定されない。
- [ABR-342175] 保護計画がスケジュールどおりに実行されない。
- [ABR-342631] 300人以上のメンバーが所属するグループに保護計画を適用する場合、すべてのワークロードに対してスケジュールが設定されない。
- [ABR-340420] アーカイブに復元ポイントが表示されない。
- [ABR-341901] 400件以上のワークロードにAPI経由で保護計画を適用すると、すべてのワークロードに対して保護計画が適用されない。
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サイバープロテクションエージェント
- [ABR-331703] エージェントをv15.0.27751にアップデートすると、「クラウドへの接続中にTLS/SSL証明書を検証できませんでした」というエラーが発生して、保護計画が失敗する。
- [ABR-333077] エージェントをv15.0.28323に更新すると、ワークロード上でCyber Protect Serviceサービスが停止する。
- [PLTFRM-38044] エージェントの登録に失敗し、「登録できません。クライアントアクセスが拒否されました」というエラーが発生する。
- [PLTFRM-37223] 数百件のアクティブユーザーセッションが存在する場合、Acronisエージェントコアサービスが開始できない場合がある。
- [PLTFRM-38116] MMSサービスの起動に失敗する。
- [PLTFRM-37067] 「接続待ちの間に要求がキャンセルされました」というエラーが発生して、保護計画が失敗する。
- [ABR-342258] v15.0.28610およびv15.0.28936で自動エージェントインストールに失敗すると、マシンでブルースクリーンが発生する場合がある。
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ダッシュボードとレポート
- [ADP-11854] パートナーレベルおよびフォルダレベルのウィジェットのアラートが、カスタマーレベルのアラートと同期されない
- [ADP-17274] 「パッチインストール履歴」ウィジェットで、カスタマー/フォルダの情報が欠落している。
- [ADP-20149] 複数のカスタマーについて、「7日間履歴」ウィジェットのデータが欠落している。
- [ADP-20145] サイバープロテクションコンソールで、[ダッシュボード] → [概要] ページの読み込みに失敗する。
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ディザスタリカバリ
- [DRAAS-25144] 暗号化バックアップパスワードの設定に失敗する。
- [DRAAS-25632] P2S接続を確立しようとすると、「Socksプロキシが不正な応答を返しました」というエラーが発生して失敗する。
- [DRAAS-25300] 「セグメント障害」エラーにより、フェールオーバーが失敗する。
- DLP
- [KERNEL-12253][KERNEL-12371] Windows 11搭載のNEC製ノート PCでブルースクリーンが発生する場合がある。
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File Sync & Share
- [AFDC-1717] ファイルのダウンロード中に同期ができなくなる。
- [AFDC-1723] ファイルのダウンロード中にインターネット接続が中断する場合、エージェントでフリーズが発生する。
- [AFDC-1720] 共有フォルダで作業を行う際に、フォルダのパーミッションが正常に機能しない場合がある。
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Notary
- [AN-3351] 署名者が一人の場合、ファイルに署名できない。
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Microsoft 365、Google Workspace、その他のアプリケーションの保護
- [ABR-342762] 「バックアップエージェントエラー: "sharepoint/root"の"sites/xxx/sitefeatures": エンドポイントが見つかりません」というエラーが発生して、SharePoint Onlineサイトのバックアップに失敗する。
- [ABR-342412] [管理] タブから計画を作成する場合、手動で更新するまで [デバイス] 列に実際のデバイス数が表示されない。
- [ABR-341889] カスタマー内部で、Microsoft 365 Teamsの提供項目のみが有効な場合、[計画] タブで保護計画を作成しようとするとエラーが発生する。
- [DF-3197] SharePointのアーカイブで検索が実行できない。
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セキュリティと管理
- [ADP-12488] エージェントv15.0.25851で、Acronis Updaterサービスが過大なCPUリソースを消費する。
- [ADP-18719] 関連するパッチがインストールされていないにも関わらず、エージェントで既に修正済みのCVEが表示される。
- [ADP-19329] Windows Updateのリリース日として大まかな値が表示される。
- [AMP-9905] Cyber Protectの定義の更新が、「NGMP定義を適用できませんでした」という警告を伴い終了する。
- [ADP-19018][ADP-18933][ADP-18945] パッチが正常にインストールされているにも関わらず、「失敗」として報告される場合がある。
- [AMP-9728][AMP-9987] 「タスクがタイムアウトしました。タスクの処理を実行するエージェントにアクセスできません」というエラーが発生して、マルウェアスキャンが失敗する。
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仮想環境の保護
- [ABR-342633] 保護計画をクラスターに適用した場合、すべてのHyper-Vノードが保護対象とならない。
- [ABR-342178] Virtuozzo仮想マシンのエージェントレスバックアップが、エラー「'%1: '%2」で失敗する。
管理ポータルとプラットフォームコア
- [PLTFRM-37711] SafariでAcronis Cyber Protect Cloudにログインすると、「CallBack」という名前の空のファイルがダウンロードされる場合がある。
- [PLTFRM-37471] モバイルデバイスの使用状況に偽陽性データが存在する。
- [PLTFRM-36601] カスタムエージェントインストーラのファイル名で、日本語の記号が正しく表示されない。
- [PLTFRM-37649] JAMF統合を使用すると、Mac(on ARM)エージェントの登録に失敗する。
- [PLTFRM-37889] カスタマイズの「Eメールサーバー設定」で、編集ボタンが表示されないにも関わらずクリックできる。
- [PLTFRM-37871] ウィンドウサイズを変更した後、すべてのカスタマーをスクロールできない。
- [PLTFRM-33900] 特定のテナントで、使用状況が数日間にわたってアップデートされない。
- [DBS-817] バックアップの参照中にスキャン計画の作成がスタックする。
- [PLTFRM-37879] 2つのユーザーアカウントで同一のIDを使用すると、パスワードリセットに失敗し、エラー400「IDに複数のユーザーアカウントが関連付けられているため、いずれかを選択する必要があります」が発生する。
PSAとRMMの統合)
- [CI-17501] Datto RMMのマッピングが、「有効な契約またはマッピングされた追加を作成します」というメッセージにより失敗する。
- [CI-17450] Datto Monitoring on Macで、「"builtin_function_or_method"オブジェクトに'minutes'属性がありません」というエラーが発生する。
既知の問題と制限事項
このセクションでは、現在までに把握されている製品の問題および可能な場合はその回避策について説明します。
Acronis Cyber Protect Cloud
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共通
- [ABR-228827] データリカバリ(Web Restore)コンソールを介して一部のバックアップが削除された場合、サービスコンソールが更新されるまで、バックアップロケーションを参照している間、その変更がサービスコンソールに反映されない。
- [ABR-196710] バックアップロケーションとして同じ名前の異なるネットワーク共有が登録されている場合(共有ローテーションシナリオ)、ネットワーク共有使用のバックアップロケーションが複製される。
- [ABR-189620] 「アクティビティサマリー」ウィジェットが、定義された日付「範囲」スコープ外のアクティビティを表示する(超過アクティビティが表示される可能性がある)。
- [ABR-184900] 重複除外が有効になっているネットワーク共有に保存されたバックアップに関して、ローカルバックアップの利用状況が報告されない。
- [ABR-183764] ネットワークロケーションを削除および再追加した後、すべての仮想マシンバックアップに関して、ローカルバックアップの利用状況がアップデートされない。
- [ABR-182313] ローカル接続のストレージ(LAS)を新しいVMwareエージェント(仮想アプライアンス)へ再接続した後にローカルバックアップ使用サイズが複製される。
- [ABR-178648] 前のアップデートが中断されると、インストーラが古いライブラリの削除/アップデートを行なわない。
- [ABR-154655] 保護計画が警告を伴って完了しても、「バックアップ正常終了」状態となる可能性がある。それでもアラートおよびアクティビティは計画の状態を正しく表示する。
- [ABR-113452] 既存の保護計画を取り消さずにマシンを異なるアカウントで再登録すると、その計画が予想外に実行を続ける可能性がある。
- [ABR-190404] バックアップが複数の個別のファイルに分かれていると(マルチボリューム)、「LSR」ツールで作成した大規模復元バックアップからの復元ができない。
- [ABR-158677] ブータブルメディアを使用したVMware Workstation 仮想マシンへのイメージの復元後、「Intel(R) 82574L ギガビットネットワーク接続」NICがWindows 10に正しく認識されない。
- [ADP-17122] 孤立したアーカイブで、バックアップスキャンが正しく機能しない。
- [PLTFRM-35250] Acronis Cyber Protect 15用に割り当てられたAcronis Cyber Protect Cloudライセンスで、Acronis Cyber Protect 15が無効になっていると、割り当てや削除が正常に実行できない場合がある。回避策:Acronis Cyber Protect 15を有効にして、管理サーバーの登録を解除し、Cyber Protectコンソールで再登録する。
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サイバープロテクションエージェント
- [ABR-87244] ネイティブ重複除外が有効化されたNTFSボリュームにおけるディスク/ボリュームのバックアップからのファイルレベルの復元が機能しない。
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macOS保護
- [ABR-207057] macOSでブルガリア語がサポートされていないため、「HD復元」メニュー(Mac用ブータブルメディア)にブルガリア語がない。
- [ABR-141823] HFS+からAPFSへの変換で、Mac OS Xから10.13 High Sierraを更新した後に、保護計画でバックアップ項目が正しくない(一部のバックアップ項目が見つかりません)。
- [ABR-137886] Apple RAID構成のMacのバックアップが失敗し、「『固定ボリューム』テンプレートの処理中にボリュームが見つかりませんでした」エラーが表示される。Apple RAIDはサポート対象外。
- [ABR-115270] ファイルレベルのバックアップの「[全プロファイルフォルダ]」テンプレートがカスタムプロファイルパスをサポートしていない。
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Microsoft 365、Google Workspace、その他のアプリケーションの保護
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[ABR-74984] アプリケーションレベルの保護計画だけが適用されたマシンでは「次回のバックアップ」時刻が表示されない。
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[PLTFRM-18969] Hyper-V エージェントとローカルエージェントがインストールされている場合に、ワークステーションオペレーティングシステムのマシンで Microsoft SQL を保護できない。
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[ABR-255521] Microsoft Office 365 リソースの合計実行数と成功実行数がゼロになる。
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仮想環境の保護
- [ABR-327505] Scale Computing HC3でVMへの変換を実行するときに、Changed Block Trackingが適切に使用されないため、変換処理に時間がかかっていた。
- [ABR-320237] VMware ESXiからScale Computing HC3上のVMにキャプチャしたバックアップを復元した後、セキュアブートを有効にしたDebian 10 EFI VMが起動できない
- 解決策: 復元後のEFIブートマネージャーの設定でセキュアブートを無効にする
- [ABR-320149] IDEドライブとSCSIドライブが混在しているマシンのバックアップをScale Computing VMに復元する場合、1つのディスクを失った状態でVMが作成される(非システムSCSIディスクは復元されない)
- [ABR-242166] WMIが応答しないために高負荷のホストでバックアップが実行されると、Hyper-V 仮想マシンのアプリケーション認識型バックアップが、「WMI『ExecQuery』がクエリを実行できませんでした」または「WMIを介して新しいプロセスを作成できませんでした」というエラーを表示し、WMIクエリの実行に失敗する場合がある。
- [ABR-235983] VMwareまたはHyper-V 仮想マシンに適用される「/dev/sdaX」や「/sdaX」などのポリシールールを使用した保護計画を、VMware/Hyper-Vエージェントで実行すると、「バックアップ対象がありません。処理は終了されました」というエラーが出て失敗する。処理は終了されました。「VMware/Hyper-V エージェントによる実行時のエラーです。
- [ABR-234935] Hyper-Vクラスターで実行される仮想マシンのバックアップの後、アクティビティサマリーの中のアクティビティが複製される。
- [ABR-234935] [処理] タブのHyper-Vクラスターの合計成功実行数が正しくない。
- [ABR-234935] 電子メール通知の数が、1つのVMバックアップアクティビティのHyper-Vクラスターノード数と一致する。
- [ABR-192213] 空の「vc.uuid」(インスタンスUUID)vSphereプロパティを有するVMware 仮想マシンがサービスコンソールにリストされない。
- [ABR-189882] 仮想マシンのいずれかの仮想ディスクの名前にアンパサンド記号が含まれているとHyper-V 仮想マシンのバックアップが失敗する。
- [ABR-173002] バックアップが、マウントされた仮想マシンディスクで選択されたパスと同じボリュームにある場合、Hyper-V ホストでのバックアップからの仮想マシンの実行が失敗する。
- 解決策:マウントされたVMディスクパスに別のボリュームを選択する。マウントされた VM 内で生成された変更でのみ領域が使用され、仮想ディスクの全体サイズを占有しません。
- [ABR-137564] Hyper-Vエージェントで新しいHyper-V 仮想マシンに対してクロスプラットフォーム復元(Hyper-Vエージェントによらずにバックアップが作成された際)を行なうと、常に仮想マシンのGen 1バージョンが作成される。
- [ABR-115430] バックアップ計画がスケジュールされていなくても「X日のバックアップが見つかりません」というアラートが有効化される。また設定でこのアラートオプションが有効化される。
- [ABR-104081] ソースおよびターゲットESXiホスト間のネットワークの切断により、[エラー処理] オプションが有効化されている場合でも、VMレプリケーション計画が失敗する。
- [ABR-85645] Active Directoryでの仮想マシンのバックアップが、「MFTビットマップが破損しています」という警告で終了する場合がある。
- [ABR-183082] 幾つかのXFSファイルシステムボリュームを有するLinuxマシンの復元が完了し、「ブートローダー構成を処理できませんでした」という警告が出る。警告にもかかわらず、マシンは起動できる。
- [ABR-327505] Scale Computing上でのVMへの変換操作で、Changed Block Trackingが機能しない。
管理ポータルとプラットフォームコア
- 読み取り専用ロールは、Cyber BackupのStandard EditionとCyber ProtectのStandard Editionで、カスタマーテナントが存在する場合に選択できますが、ライセンスの制限の関連で選択できません。
- [ABR-136810] テナントの移動中に宛先テナントが見つからない場合、不明確なエラーが表示される。
- [ABR-136694] ストレージの制限値(クォータ)に大きい数が設定されている場合、「不正な要求」メッセージが表示される。
- [ABR-203902] ストレージの再登録中に「登録済みストレージおよび削除済みストレージの登録数が50を超えています」というエラーメッセージが出る。
- [ABR-203243] ユーザーがブランドURL経由でログインしていてもログアウトが正常に完了するが、非ブランドURLの場合はログアウトが行なわれない。
- [ABR-173628] (Aсtive Directory Connector)1つ以上の識別名(DN)が無効の時、マッピングが保存されない。
- [ABR-131711] 「制限値(クォータ)超過」通知Eメールで挨拶文が不足している。
- [PLTFRM-2340] 「テナントが移動しました」監査イベント説明で、名前ではなく、テナント ID が表示される。
- [PLTFRM-18229] カスタマーにストレージがない場合の RPC GetRedirect メソッドのエラーメッセージを改善。