リリース日: 2021年4月

目次

概要

今回のアップデートリリースでは、Acronisのクラウドソリューションの機能が強化され、前のリリースで見つかった問題が修正されました。

新機能

Acronis Cyber Protect

サイバープロテクションコンソールでカスタマーを直接切り替える機能

このリリースによりパートナーは、サイバープロテクションコンソールの新しいカスタマー切り替えウィジェットを使用して、カスタマーテナントをすばやく切り替えることができるようになります。

macOSの脆弱性評価

  • スケジュール済みのmacOSデバイスの脆弱性評価を構成します。
  • オンデマンドでmacOSデバイスの脆弱性評価を実行します。
  • macOSのネイティブ製品とサードパーティ製品をスキャンして脆弱性を検知します。
  • サイバープロテクションコンソールで発見されたmacOSの脆弱性を参照します。
  • 事前定義されたレポートとウィジェットでmacOSの脆弱性を参照します。
  • Acronis Cyber Protect(ワークロード単位とギガバイト単位の課金モード)およびレガシーエディションで使用できます。

サポートされるソフトウェア:

  • macOSバージョン:10.14以降。
  • サードパーティのアプリケーション:Microsoft Office、Adobe Reader、LibreOffice、Google Chrome、Mozilla Firefox、Opera、Zoom、Skype、Mozilla Thunderbird、VLC Media Player。

仮想マシンのハードウェアインベントリスキャン(エージェントベース)

  • ワークロードハードウェアに関する詳細情報を収集します。
  • ハードウェアインベントリスキャンを自動的にオンデマンドで実行します。
  • カスタマーのすべてのワークロードでハードウェア情報を参照します。
  • デバイスリストでハードウェアパラメータを使用して検索します。
  • ハードウェアインベントリレポートを生成します。
  • ハードウェアの変更を監視します。

macOS用のアクティブな保護とランサムウェア対策

  • 「キャッシュから復元」オプションにともなう検出時のアクション。
  • ネットワークフォルダの保護(ファイルをローカルディスクにのみ復元します)。
  • 自己防御機能(ソフトウェア自体のプロセス、ドライバー、実行可能ファイル、および構成ファイルをサポートします)。

サポートされているmacOSバージョン:10.14以降。

振る舞い検知エンジンのパフォーマンスの改良

  • 振る舞い検知エンジンのパフォーマンスが大幅に向上しました(最大100倍の速度)。

ディザスタリカバリ:ファイアウォールポリシー管理

  • カスタマーとマネージドサービスプロバイダーは、サポートを介してヘルプをリクエストする代わりに、サイバープロテクションコンソールを介してファイアウォールポリシーを管理できるようになりました。
  • この機能により、ファイアウォールポリシー管理の自動化が可能になり、手動のサポートプロセスを置き換えることができるようになります。
  • 既存の復元およびプライマリクラウドサーバーのすべてのポリシーが保持され、ユーザーによる管理が可能になります。
    • 受信 - TCPを除くすべてを拒否:80、443、8088、8443およびUDP:1194
    • 送信 - すべてを許可
    • カスタムポリシー
  • 新しい復元およびプライマリクラウドサーバーはデフォルトのポリシーで作成され、ユーザーによる管理が可能です。
    • 受信 - TCP 443を除くすべてを拒否
    • 送信 - TCP 25を除くすべてを許可

デバイス制御:個別に制御された暗号化済みリムーバブルメディアへのユーザーアクセス

  • 暗号化済みリムーバブル制御がデバイスアクセス設定に追加されます。
  • これにより管理者は、エンドユーザーがワークロードからBitLocker To Goで暗号化されたリムーバブルストレージデバイスに対してデータコピーを実行することに限定して、許可を行えるようになります。これらのデバイスはデバイス制御によって自動的に認識されます。
  • 時間と労力の削減 - USBデバイスの許可リストを3段階で手動構成する代わりに、暗号化されたリムーバブルコントロールを「許可」に設定するだけで実行できます。
  • 個別のリムーバブルストレージデバイスにおけるUSBシリアル番号の有無が、暗号化されたデータのワークロードからの安全なコピーに影響することはありません。

デバイス制御:スクリーンショットキャプチャの独立制御

  • スクリーンショットキャプチャの制御がデバイスアクセス設定に追加されます。
  • スクリーンショットをキャプチャして、クリップボード経由でデータをコピーするためのユーザー権限は、独立して個別に制御されるようになりました。
  • クリップボード経由で行われる通常のコピー/貼り付け操作をブロックすることなく、制御外のスクリーンショットキャプチャによるデータ漏洩のリスクを最小限に抑えます。
  • Print Screenだけでなくサードパーティアプリケーションによるスクリーンショットのキャプチャも防止します。

試験的に実装されていた「音声制御」機能は削除されました

WHMおよびcPanel用バックアッププラグイン

cPanelアカウントにおける粒度復元のパフォーマンスを改良

アーカイブプロパティでのメタデータのストレージを最適化することにより、復元ポイント(アカウント、サイト、ファイル、データベース)でcPanelオブジェクトを細分化して参照するパフォーマンスが向上しました。

管理ポータルとプラットフォームコア

管理ポータルの「クライアント」リストに、新しい「請求モード」列が追加されました。

新しい列では、各カスタマーの詳細を個別に開かなくても、カスタマーに割り当てられた課金モード(またはレガシーエディション)が表示されます。

アップデート済みコンポーネント

Acronisサイバープロテクションエージェント

  • AcronisサイバープロテクションWindowsエージェント(バージョン15.0.26822)
  • AcronisサイバープロテクションMacエージェント(バージョン15.0.26822)
  • AcronisサイバープロテクションLinuxエージェント(バージョン15.0.26822)

Acronisサイバープロテクションエージェントのリリース履歴は、こちらを参照してください。

Acronis Cyber Cloud APIの変更点

Acronis Cyber Cloud APIの変更履歴は、専用のAPI変更ログ文書で確認できます。

修正済みの問題

このセクションでは、今回のアップデートで修正済みの問題について説明します。

Acronis Cyber Protect

Acronisサイバープロテクションエージェント

  • [ABR-281265] ボリューム名にコロンがあるため、「URIが無効です」というエラーとともにフォルダの復元が5秒以内に失敗する。
  • [ABR-308716] DNS解決エラーが原因で、バックアップが2時間後のタイムアウトまで3%でスタックする。
  • [ABR-308207] Linuxで特殊記号を含むファイルのバックアップが「オペレーティングシステムエラー: 無効な引数」というエラーとともに失敗する。
  • [ABR-311393] NAS上にある元の場所へのファイル復元が「アクセスが拒否されました」というエラーとともに失敗する。
  • [ABR-306756] 既存の保護計画に追加されたフォルダがバックアップされない。
  • [ABR-305144] レプリケーション計画を編集または削除することはできない。

共通

  • [ABR-311744] WebRestoreコンソール(パートナーのオンプレミス配置)を開くことができない。エラーメッセージ「GetDatacenterAddress」が表示される。
  • [ABR-271170] バックアップファイル名のテンプレートを既存のバックアップに関連付けようとすると、エラーが表示される。
  • [ABR-305693] 「社内管理者」ロールを付与されている管理者のサイバープロテクションコンソールに、「アカウントの管理」ボタンが表示されない場合がある。
  • [ABR-303364] 復元の実行後、XenHost 7.6コンソールのボタン([再起動]、[シャットダウン]、[一時停止])がグレーアウトする。
  • [ABR-312505] テナント「XXXXXX」には、テナント「XXXXXX」で計画を変更する権限がありません、というエラーが発生して、レプリケーションタスクを変更できない。
  • [ABR-310219] [計画] -> [保護] タブで、[名前] 列のサイズを変更できない。
  • [ABR-305063] アラート「デバイスには保護計画を適用するクォータがありません」で、誤ったアクション項目が表示される。
  • [ABR-312749] アラート「ストレージクォータを超過しました」で、誤ったサポートのリンクが表示される。
  • [ABR-312420] [今すぐ実行] ボタンが使用できない。
  • [ABR-306088] cPanelプラグインのGUIを開くことができない:「バックアップエージェントは使用できません」。

サイバープロテクション

  • [ADP-13558] USBへのレプリケーション計画が正常に完了した後も、USBドライブのロック状態が持続する。
  • [ADP-13283] パッチ管理で、Windows 10 x64 1909の20H2アップデートが存在しない。
  • [ADP-14274] データ検出が「内部エラー」で失敗する。
  • [AAP-4128] Maxima Taxi Serverが「信頼されていない」と誤認識される。

ダッシュボードとレポート

  • [ADP-14329] フィルタが選択されていない場合、「直近5件のアラート」ウィジェット内の「カスタマーに移動」ボタンが機能しない。
  • [AAP-4673] アクティブプロテクションが一時フォルダで悪意のあるプロセスを検出する。

ディザスタリカバリ

  • [DRAAS-22217] 暗号化されたバックアップの資格情報が見つからなかった場合、高速起動に対応する復元ポイントの最適化が不明瞭なエラーで失敗する。
  • [DRAAS-22667] ディザスタリカバリIPの再割り当て中に間違ったテストIPが提供される。
  • [DRAAS-22751] 「デフォルトゲートウェイ」と「VPNゲートウェイ」のIPアドレスが同一であるため、IPの競合が発生する。

Google Workspace

  • [ABR-311936] 一部のGoogle Workspace項目がGoogle Workspaceノードに存在しない。

Linux

  • [PLTFRM-26244] Linuxのバックアップが、「ヘッダーの待機中にClient.Timeoutを超過しました」というエラーで失敗する。
  • [ABR-312410] バックアップアクティビティ中にVirtuozzo Linux 7.8マシンがクラッシュする(カーネルクラッシュ)。

macOS

  • [ADP-13891] 「NGMP定義の適用に失敗しました」というエラーが表示され、macOSでAcronis Cyber Protect定義のアップデートが失敗する。

Microsoft 365

  • [ABR-309381] Microsoft Teamsのバックアップが、「チャネルメッセージを取得できませんでした:Error: 403 GET」という警告とともに完了する。
  • [ABR-311582] Microsoft Teamsのバックアップが、カタログインデックス付けエラー「内部エラー。サポートにお問い合わせください」により失敗する。
  • [ABR-312122] 関連する提供項目が無効になっている場合でも、Microsoft 365アカウントでリソースを検出することができる。
  • [ABR-312054] Microsoft Teamsのバックアップが、「チャネルメッセージを取得できませんでした:Error: 404 GET」という警告とともに完了する。
  • [ABR-308091] Microsoft OneDriveの復元が、エラー400「リクエストの形式または内容が正しくありません」により失敗する。
  • [ABR-312123] Microsoft OneDriveの復元が、エラー「Do操作呼び出しサイクルが検出されました」により失敗する。
  • [ABR-312208] Microsoft Teamsのバックアップが、エラー「チームを取得できませんでした」により失敗する。
  • [ARC-319] Microsoft SharePoint Onlineサイトのバックアップが、エラー「[アーカイブサーバー]: JSON入力の予期しない終了」により失敗する。

File Sync & Share

  • [AFDC-951] トレイのステータスが正しくない: 同期が実行中でも「最新」となる。
  • [AFDC-475] [AFDC-638] コンピューターの再起動後またはスリープからの復帰後に、「優先クライアントバージョンを取得できませんでした」というエラーが表示され、Windows用のFile Sync & Shareデスクトップクライアントの起動に失敗する。
  • [AFDC-1309] AutoCadによって作成された* .tmpファイルが、Windows用のFile Sync & Shareデスクトップクライアントによって除外されない。
  • [AFDC-1327] エラーが発生して [設定] ウィンドウが開いたままの場合、Windows用のFile Sync & Shareデスクトップクライアントの操作が自動的に再開されない。
  • [ASRV-10366] S3ストレージへの50GB以上のファイルアップロードが失敗する。

管理ポータルとプラットフォームコア

  • [PLTFRM-27570] 古いバージョンからAdvancedライセンス(「ワークロード単位」および「ギガバイト単位」の課金モード)に切り替えた後、使用量が0にリセットされ、10分以内に再計算が実行される場合がある。この期間中、Advancedパックが無効化され、対象となるワークロードに対する保護が解除される場合がある。
  • [PLTFRM-26175] Acronis Cyber Cloud 21.03へのアップデート後、管理ポータルとサイバープロテクションコンソールでワークロードの使用状況が一致しない。
  • [PLTFRM-26825] クラウドストレージのロケーションがテナントプロパティで表示されず、クラウドバックアップが失敗するようになる:「アカウントのクラウドストレージが無効です」。
  • [PLTFRM-27575] 別のテナントへのドリルダウン後、管理ポータルが定期的にフリーズする。
  • [PLTFRM-25712] 該当するストレージを使用しているカスタマーがいない場合でも、「パートナー所有のバックアップストレージ」提供項目を無効にできない。
  • [PLTFRM-26926] パートナーレベルの2種類の異なるストレージでエディションの切り替えが使用されている場合、カスタマーレベルで失敗する。
  • [PLTFRM-27113] 特定の状況でエラー500が発生し、監査ログを開くことができない。
  • [PLTFRM-27552] 新しく作成されたカスタマーが、サイバープロテクションコンソールにログインできない:「サイバープロテクションコンソールは使用できません」。
  • [PLTFRM-27506] プラットフォームの契約条件に同意する際の誤解を招く説明。

ConnectWise Manage integration

  • [CI-10525] ConnectWise Manage integrationにおけるプロビジョニングの同期遅延。

既知の問題と制限事項

このセクションでは、現在までに把握されている製品の問題および可能な場合はその回避策について説明します。

Acronis Cyber Protect

Acronisサイバープロテクションエージェント

  • [ABR-305144] レプリケーション計画を編集または削除することはできない。

共通

  • [PLTFRM-18969] Hyper-V エージェントとローカルエージェントがインストールされている場合に、ワークステーションオペレーティングシステムのマシンで Microsoft SQL を保護できない。
  • [ABR-255521] Microsoft Office 365 リソースの合計実行数と成功実行数がゼロになる。
  • [ABR-240431] テナントのクラウドストレージのクォータを超えた場合であっても、「クラウド」バックアップ先に既存の保護計画を適用することができるが、実行時に失敗する。
  • [ABR-228827] データリカバリ(Web Restore)コンソールを介して一部のバックアップが削除された場合、サービスコンソールが更新されるまで、バックアップロケーションを参照している間、その変更がサービスコンソールに反映されない。
  • [ABR-196710] バックアップロケーションとして同じ名前の異なるネットワーク共有が登録されている場合(共有ローテーションシナリオ)、ネットワーク共有使用のバックアップロケーションが複製される。
  • [ABR-189620] 「アクティビティサマリー」ウィジェットが、定義された日付「範囲」スコープ外のアクティビティを表示する(超過アクティビティが表示される可能性がある)。
  • [ABR-184900] 重複除外が有効になっているネットワーク共有に保存されたバックアップに関して、ローカルバックアップの利用状況が報告されない。
  • [ABR-183764] ネットワークロケーションを削除および再追加した後、すべての仮想マシンバックアップに関して、ローカルバックアップの利用状況がアップデートされない。
  • [ABR-182313] ローカル接続のストレージ(LAS)を新しいVMwareエージェント(仮想アプライアンス)へ再接続した後にローカルバックアップ使用サイズが複製される。
  • [ABR-178648] 前のアップデートが中断されると、インストーラが古いライブラリの削除/アップデートを行なわない。
  • [ABR-154655] 保護計画が警告を伴って完了しても、「バックアップ正常終了」状態となる可能性がある。それでもアラートおよびアクティビティは計画の状態を正しく表示する。
  • [ABR-113452] 既存の保護計画を取り消さずにマシンを異なるアカウントで再登録すると、その計画が予想外に実行を続ける可能性がある。

バックアップ

  • [ABR-115270] ファイルレベルのバックアップの「[全プロファイルフォルダ]」テンプレートがカスタムプロファイルパスをサポートしていない。
  • [ABR-87244] ネイティブ重複除外が有効化されたNTFSボリュームにおけるディスク/ボリュームのバックアップからのファイルレベルの復元が機能しない。

復元

  • [ABR-190404] バックアップが複数の個別のファイルに分かれていると(マルチボリューム)、「LSR」ツールで作成した大規模復元バックアップからの復元ができない。
  • [ABR-183082] 幾つかのXFSファイルシステムボリュームを有するLinuxマシンの復元が完了し、「ブートローダー構成を処理できませんでした」という警告が出る。警告にもかかわらず、マシンは起動できる。
  • [ABR-158677] ブータブルメディアを使用したVMware Workstation 仮想マシンへのイメージの復元後、「Intel(R) 82574L ギガビットネットワーク接続」NICがWindows 10に正しく認識されない。
  • [ABR-129075] サービスコンソールを介したファイルレベルの復元中にバックアップ内のフォルダを参照すると、フォルダに多くの要素が含まれている場合、種類で並べ替えた後のリストに一部の子フォルダが表示されないことがある。フォルダのすべての項目を表示するには、親フォルダのコンテンツ全体を読み込んだ後にソートを実行するために、下にスクロールする必要がある。
  • [ABR-127666] ファイル/フォルダがソースデバイスから削除され、これらのファイルを含むバックアップが保持中に既にクリーンアップされている場合でも、クラウドに保存されたバックアップからのファイル/フォルダの復元が引き続き可能な場合がある。

アプリケーション

  • [ABR-162925] データベースがマウントポイントに位置していると(データベースパスが別の場所へリダイレクトされる)、アプリケーションアイテム(データベースおよび/またはメールボックス)をアプリケーション アウェア型のマシン全体のバックアップから復元できない。
  • [ABR-74984] アプリケーションレベルの保護計画だけが適用されたマシンでは「次回のバックアップ」時刻が表示されない。

macOS

  • [ABR-207057] macOSでブルガリア語がサポートされていないため、「HD復元」メニュー(Mac用ブータブルメディア)にブルガリア語がない。
  • [ABR-141823] HFS+からAPFSへの変換で、Mac OS Xから10.13 High Sierraを更新した後に、保護計画でバックアップ項目が正しくない(一部のバックアップ項目が見つかりません)。
  • [ABR-137886] Apple RAID構成のMacのバックアップが失敗し、「『固定ボリューム』テンプレートの処理中にボリュームが見つかりませんでした」エラーが表示される。Apple RAIDはサポート対象外。

仮想環境

  • [ABR-308679] 物理(他のプラットフォーム)バックアップから復元されたVM内で、Red Hat Virtualizationゲストツールのインストールが失敗する。

    解決策: RHVゲストツールのインストール中に、次のドライバーのチェックを外す:Vioscsi、Vioserial、Viostor

  • [ABR-296485] アプライアンスで1GBのRAMが利用可能な場合に別のプラットフォーム(物理マシンまたはVMware VMなど)から取得されたバックアップからVMの復元を実行すると、Virtuozzo Hybrid Infrastructureエージェント(仮想アプライアンス)がクラッシュする場合がある。

    解決策: 仮想アプライアンスのRAMを4GBに増加させる。

  • [ABR-242166] WMIが応答しないために高負荷のホストでバックアップが実行されると、Hyper-V 仮想マシンのアプリケーション認識型バックアップが、「WMI『ExecQuery』がクエリを実行できませんでした」または「WMIを介して新しいプロセスを作成できませんでした」というエラーを表示し、WMIクエリの実行に失敗する場合がある。
  • [ABR-235983] VMwareまたはHyper-V 仮想マシンに適用される「/dev/sdaX」や「/sdaX」などのポリシールールを使用した保護計画を、VMware/Hyper-Vエージェントで実行すると、「バックアップ対象がありません。処理は終了されました」というエラーが出て失敗する。処理は終了されました。「VMware/Hyper-V エージェントによる実行時のエラーです。
  • [ABR-234935] Hyper-Vクラスターで実行される仮想マシンのバックアップの後、アクティビティサマリーの中のアクティビティが複製される。
  • [ABR-234935] [処理] タブのHyper-Vクラスターの合計成功実行数が正しくない。
  • [ABR-234935] 電子メール通知の数が、1つのVMバックアップアクティビティのHyper-Vクラスターノード数と一致する。
  • [ABR-192213] 空の「vc.uuid」(インスタンスUUID)vSphereプロパティを有するVMware 仮想マシンがサービスコンソールにリストされない。
  • [ABR-189882] 仮想マシンのいずれかの仮想ディスクの名前にアンパサンド記号が含まれているとHyper-V 仮想マシンのバックアップが失敗する。
  • [ABR-173002] バックアップが、マウントされた仮想マシンディスクで選択されたパスと同じボリュームにある場合、Hyper-V ホストでのバックアップからの仮想マシンの実行が失敗する。

    解決策:マウントされたVMディスクパスに別のボリュームを選択します。マウントされた VM 内で生成された変更でのみ領域が使用され、仮想ディスクの全体サイズを占有しません。

  • [ABR-137564] Hyper-Vエージェントで新しいHyper-V 仮想マシンに対してクロスプラットフォーム復元(Hyper-Vエージェントによらずにバックアップが作成された際)を行なうと、常に仮想マシンのGen 1バージョンが作成される。
  • [ABR-115430] バックアップ計画がスケジュールされていなくても「X日のバックアップが見つかりません」というアラートが有効化される。また設定でこのアラートオプションが有効化される。
  • [ABR-104081] ソースおよびターゲットESXiホスト間のネットワークの切断により、[エラー処理] オプションが有効化されている場合でも、VMレプリケーション計画が失敗する。
  • [ABR-95961] 高負荷下のホスト読み込みの後、バックアップタスクがVirtuozzoコンテナのためのスナップショットの作成に周期的に失敗する。
  • [ABR-85645] Active Directoryでの仮想マシンのバックアップが、「MFTビットマップが破損しています」という警告で終了する場合がある。

管理ポータルとプラットフォームコア

  • 読み取り専用ロールは、Cyber BackupのStandard EditionとCyber ProtectのStandard Editionで、カスタマーテナントが存在する場合に選択できますが、ライセンスの制限の関連で選択できません。
  • [ABR-138058] サイバープロテクションロールをオフにして、ユーザーに戻した後、バックアップ通知の送信がオフになる。
  • [ABR-136810] テナントの移動中に宛先テナントが見つからない場合、不明確なエラーが表示される。
  • [ABR-136694] ストレージの制限値(クォータ)に大きい数が設定されている場合、「不正な要求」メッセージが表示される。
  • [ABR-203902] ストレージの再登録中に「登録済みストレージおよび削除済みストレージの登録数が50を超えています」というエラーメッセージが出る。
  • [ABR-203243] ユーザーがブランドURL経由でログインしていてもログアウトが正常に完了するが、非ブランドURLの場合はログアウトが行なわれない。
  • [ABR-173628] (Aсtive Directory Connector)1つ以上の識別名(DN)が無効の時、マッピングが保存されない。
  • [ABR-131711] 「制限値(クォータ)超過」通知Eメールで挨拶文が不足している。
  • [PLTFRM-20333] 物理マシンとしてバックアップされ、このホストで実行中の仮想マシンまたは Microsoft アプリケーションがあり、他の種類のバックアップエージェントでもバックアップされている場合、Hyper-V ホストが 2 つの「サーバーライセンス」を使用する場合がある。
  • [PLTFRM-20414] エディションが切り替わり、テナントが移動した後(エディションが Standard から Disaster Recovery に切り替わったときなど)、レポートでカスタマーの元のエディションからの計算点が表示されない。
  • [PLTFRM-2340] 「テナントが移動しました」監査イベント説明で、名前ではなく、テナント ID が表示される。
  • [PLTFRM-18229] カスタマーにストレージがない場合の RPC GetRedirect メソッドのエラーメッセージを改善。