リリース日:2021年3月

目次

概要

今回のアップデートリリースでは、Acronisのクラウドソリューションの機能が強化され、前のリリースで見つかった問題が修正されました。

新機能

共通

ワークロードに必要とされるレベルのサイバープロテクションを提供できる新しいAdvancedライセンス

  • エディションは存在しませんが、Acronis Cyber Protect Cloudという単一の製品があります。
    • セキュリティ、バックアップ、ディザスタリカバリ、管理、ファイルの同期と共有、公証機能など、標準的なサイバープロテクションの機能を提供します。
    • #CyberFitスコア、脆弱性診断、ランサムウェア対策保護、ウイルスおよびマルウェア対策保護、デバイスのグループ管理、リモートデスクトップとリモートアシスタンス、ハードウェアインベントリなど、優れた機能を追加料金なしでご利用いただけます。
    • 高度な機能により、現在のワークロードの保護をより高いレベルに引き上げることができます。以下の機能を自由に組み合わせてご利用いただけます。
      • Advancedセキュリティ
      • Advanced Backup
      • Advanced管理
      • Advancedディザスタリカバリ
  • ギガバイト単位およびワークロード単位の2種類の課金モードで利用可能です。

既存のエディションと合わせて新しい課金モードをご利用いただけます。今のところ、既存のエディションはレガシーエディションとなります。

新しい機能と柔軟性のあるライセンス体系を導入するため、現在のカスタマーをワークロード単位またはギガバイト単位の課金モードに切り替えます。

Acronis Cyber Protect

Apple M1 CPUサポート

現在macOSで利用可能なすべての機能がサポートされています。

  • バックアップ
  • マルウェア対策保護*
  • ハードウェアインベントリ*
  • ソフトウェアインベントリ*

*Rosetta2を有効化する必要があります

Scale Computing HC3仮想マシンのエージェントレス保護

  • Scale Computing仮想マシンのエージェントレスバックアップおよび復元をサポートします。
  • 仮想アプライアンス形式(.qcow2)で、Scale Computingエージェントが提供されています。
  • Scale Computing Hypercoreバージョン8.8、8.9、および9.0をサポートします。

Red Hat Virtualization仮想マシンのエージェントレス保護

  • oVirt APIを介したRed Hat Virtualization(RHV)仮想マシンのエージェントレスバックアップおよび復元をサポートします。
  • 仮想アプライアンス形式(OVAテンプレート)で、Red Hat Virtualization(oVirt)エージェントが提供されています。
  • Red Hat Virtualizationバージョン4.2、4.3、および 4.4をサポートします。

ディザスタリカバリ

仮想マシンの自動フェールバック

  • ダウンタイムがほぼゼロの自動フェールバック: ローカルサイトにデータが転送される間、クラウドの仮想マシンは引き続き実行されます。
  • カスタマーは、単一のパネルでプロセス全体を管理できるため、フェールバックを実行するために必要な手間を大幅に軽減できます。
  • システムにより、フェールバックの進行状況に関する情報が提供され、予想ダウンタイムが計算されます。これにより、フェールバックをより簡単に計画できるようになります。

ConnectWise Manage integration

  • 新しい値「アイテム」がチケット設定に追加されました。タイプ/サブタイプ/アイテム。
  • 詳細を提供するために、主要なサービスタイプとサブタイプに加えて、サービスアイテムが使用されます。
  • マネージドサービスプロバイダーは、ConnectWise Manageのセットアップで、使用可能なタイプ、サブタイプ、および任意に組み合わせたアイテムの値とアラートを関連付けることができるようになりました。

Acronisサイバープロテクションエージェント

  • AcronisサイバープロテクションWindowsエージェント(バージョン15.0.26692)
  • AcronisサイバープロテクションMacエージェント(バージョン15.0.26692)
  • AcronisサイバープロテクションLinuxエージェント(バージョン15.0.26692)

こちらからAcronisサイバープロテクションエージェントのリリースノートを個別に確認できます。

APIの変更点

Acronis Cyber Cloud APIの変更履歴は、専用のAPI変更ログ文書で確認できます。

修正済みの問題

このセクションでは、今回のアップデートで修正済みの問題について説明します。

Acronis Cyber Protect

Acronisサイバープロテクションエージェント

  • [ABR-305144] レプリケーション計画を編集または削除することはできない。
  • [ABR-242837] クラウドストレージのクォータを超過すると、バックアップのスライスを削除することができない。
  • [ABR-307170] バックアップのレプリケーションが、「SocketError:既存の接続がリモートホストによって強制的に終了されました」というエラーで失敗する。
  • [ABR-292840] macOSのバックアップモニターを介してクラウドへのバックアップを一時停止すると、キャンセルされる。
  • [ABR-288370] 間違ったネットワークロケーションにクォータ制限が設定されている場合、そのロケーションのサイズが報告される。
  • [ABR-271320] Managed Machine Service(MMS)のクラッシュが原因で、バックアップが失敗する。
  • [ABR-304629] Proxmox環境のKVM仮想マシンに対し、仮想マシンのクォータの代わりにサーバーのクォータが割り当てられる。
  • [ABR-301598] 暗号化パスワードが正しいにもかかわらず受け付けられない。
  • [ABR-307572] MitMプロキシが使用されている場合、Active Directoryを介したエージェントの自動配置が失敗する。
  • [ABR-304365] カスタマーのテナントで「仮想マシン」提供項目が有効になっていない場合、VMwareエージェントまたはHyper-Vエージェントをダウンロードできない。
  • [ARC-324] [ARC-334] 「サービスプロセスのクラッシュによりアクティビティが失敗しました。」というエラーでバックアップが失敗する。
  • [AMP-4556] [AMP-4509] Acronisサイバープロテクションエージェントv.15.0.25851が、Windows Server 2012 R2およびWindows Server 2009 R2のパフォーマンスに悪影響を与える。

ブータブルメディア

  • [ABR-304420] Broadcom 57412 10Gbイーサネットアダプタが、Linuxベースのブータブルメディアで検出されない。

共通

  • [ABR-308517] エージェントがオフラインとして表示される。
  • [ABR-297858] Microsoft Exchangeデータベースとメールボックスを回復できない。該当のオプションが、選択した復元ポイントで使用できない。
  • [ABR-276823] 削除されたマシンまたはアプリケーションインスタンスが、引き続きサイバープロテクションコンソールに表示される。
  • [ABR-305580] サイバープロテクションコンソールの [モバイルデバイス] タブに、モバイルデバイスが表示されない。
  • [ABR-308413] ユーザーによりアラートが無視された後、バックアップが正常に実行されなかった場合、「x日間バックアップされていません」というアラートの生成が停止する。
  • [ARC-314] 「Client.Timeoutを超過しました」というエラーにより、バックアップが失敗する。
  • [ABR-305692] 削除された保護計画が再度表示される。
  • [ARC-316] エラーによりストレージの更新が失敗する。
  • [ABR-308030] [デバイス] > [すべてのデバイス] リストの [計画] 列に、古い計画が表示される。
  • [ABR-307812] グループ保護計画のデバイスの数が正しくない。
  • [ABR-308057] 関連付けられたカスタマーに対して、ConnectWise Manageチケットが作成されない。
  • [ABR-308059] サイバープロテクションコンソールを介してVirtuozzoバックアップからダウンロードされたファイルのサイズが、0KBになる。
  • [ABR-309850] Cyber Protectエディションで、[設定] > [保護]タブが表示されない。
  • [ABR-306804] 「ロケーションの資格情報が指定されていません」というエラーが表示され、ネットワークロケーションをターゲットとする保護計画が適用できない。
  • [ABR-309002] 「バックアップ対象がありません。操作は中断されました」というエラーが表示され、VIRTIOインターフェースを使用したVirtuozzo 7ディスクのバックアップが失敗する。

サイバープロテクション

  • [PLTFRM-26468] 脆弱性スキャンが「502 Bad Gateway」エラーで失敗する。
  • [AMP-5073] Malvare対策保護が、ユーザーアプリケーションの誤動作を引き起こす場合がある。
  • [ABR-295812] Sophosのウイルス対策がデバイスにインストールされている場合、「セキュリティ製品との競合が検出されました」というアラートが表示される。
  • [AMP-4980] Cyber Protect定義の更新が、0%でスタックする。
  • [CSL-1919] Adobe Readerのパッチアップデートに失敗する。
  • [ADP-11648] Symantec Endpoint Protectionがインストールされている場合、URLフィルタリングが機能しない。
  • [ADP-13084] デバイスのソフトウェアインベントリが表示されない。
  • [ADP-13591] エラー「boost :: filesystem」により、脆弱性スキャンが失敗する。
  • [DO-3663] RDPが機能せずに「内部エラー」が表示される場合がある。

ダッシュボードとレポート

  • [ADP-12981] アクティビティウィジェットに誤ったデバイスステータスが表示される。
  • [ADP-12998] サマリレポートに完全なデータ(ターゲットロケーションなど)が表示されない。
  • [ADP-13093] 日単位のバックアップレポートの日付形式で不一致が発生する。
  • [ADP-13279] XLSバージョンの日次アクティビティレポートで、結果列が欠落している。
  • [ADP-12898] 日次アクティビティレポートで、バックアップアクティビティが欠落している。
  • [ADP-13234] [PLTFRM-26258] 日次レポートがスケジュール通りに送信されない。
  • [ADP-13691] 管理ポータルで [レポート] タブを開くと、サイバープロテクションコンソールで作成したレポートのスケジュールが削除される。

ディザスタリカバリ

  • [DRAAS-22031] Windows 2019データセンターが、フェールオーバー後にセーフモード(ネットワークなし)で起動する。
  • [DRAAS-22048] 「内部エラーです。後でもう一度試すか、サポートに連絡してください」というエラーが表示され、フェールバックが失敗する。
  • [DRAAS-21848] VPNトンネルのステータスが、「クラウドVPNゲートウェイで保留中」から変化しない。

Google Workspace

  • [ABR-301078] Googleドライブのバックアップ完了時に、「ダウンロードできるのはバイナリコンテンツのファイルのみです。Googleドキュメントファイルでエクスポートを使用してください。」という警告が表示される。
  • [ABR-306707] 「いずれのドライブメンバーも、ドライブからデータを読み取ることができませんでした」というエラーで、Google共有ドライブのバックアップが失敗する。
  • [ABR-307944] 複数のGoogle Workspaceバックアップを削除した後、ストレージ使用量がアップデートされない。

Linux

  • [ABR-306367] CentOS Stream 8およびAcronis Cyber Backup 12.5.16386で、SnapAPIモジュールをビルドできない。
  • [ABR-306088] 「バックアップエージェントは使用できません」というエラーにより、cPanelプラグインUIを開くことができない。
  • [ABR-306128] CloudLinux 7.9のバックアップが、「マシンの予期しないシャットダウンのためアクティビティが失敗しました」というエラーで失敗する。
  • [ABR-307559] CentOS 4のバックアップが、「ホストを解決できませんでした: api」というエラーで失敗する。
  • [ABR-307447] バックアップ中にAcronis Cyber Backup 12.5.16386仮想アプライアンスから、ネットワーク共有を開くことができない。

Microsoft 365

  • [ABR-307171] 削除されたMicrosoft 365メールボックスがサイバープロテクションコンソールに残り、「SMTPアドレスにメールボックスが関連付けられていません」というエラーが発生する。
  • [ABR-310034][ABR-309835] 「IDを伴うフォルダ情報を取得できません」というエラーで、カタログのインデックス付けに失敗する
  • [ABR-306720] Microsoft SharePoint Onlineサイトのバックアップが数日間に渡って動作しない。
  • [ABR-291904] 進捗状況の報告が行われないため、Microsoft OneDriveのバックアップに失敗する。
  • [PLTFRM-26808] Microsoft OneDriveのバックアップが、「バックアップファイルを開くことができないか、作成することができません...」というエラーで失敗する。

Webサイトバックアップ

  • [ABR-300332] Webサイトのバックアップが、「データベース情報のクエリ実行中の無効な応答:」というエラーで失敗する。
  • [ABR-307768] 「クライアントはサーバーによって提供される『diffie-hellman-group-exchange-sha256』をサポートしていません」というエラーメッセージで、Webサイトのバックアップが失敗する。

File Sync & Share

  • [ABR-306457] File Sync & Shareデスクトップクライアントの実行に失敗し、SQLiteデータベースを開くときにエラーが報告される。

  • [AFDC-1287] 同期(ダウンロードのステップ)が、「<ファイルのパス>のアクセスモードをリード/ライトに設定できませんでした」というエラーで停止する。

  • [AFDC-1325] デスクトップクライアントで一時停止/一時停止解除の操作を行った後、特定のフォルダを移動すると、ファイルのローカルコピーが削除される。

管理ポータルとプラットフォームコア

  • [PLTFRM-25175] ユーザー名を変更した後、個人のテナント名がアップデートされない。
  • [PLTFRM-25233] テナントがコンピュートポイントの提供項目を使用している場合、ディザスタリカバリ以外のエディションに切り替えることができない。
  • [PLTFRM-26303] ユーザーの追加を設定することができない。
  • [PLTFRM-25944] ロケーションを設定するドロップダウンが視認しづらく、カスタマー向けにAcronisストレージを選択できない。
  • [PLTFRM-23032] 監査ログが開くことができない場合がある。
  • [PLTFRM-26921] Acronis Cyber InfrastructureのISOおよび文書へのリンクが古くなっている。
  • [PLTFRM-26841] [クライアント] タブで、ページを更新せずにサブテナントを開くことができない。
  • [PLTFRM-26698] エディションを切り替える場合に、正常に反応しない。

既知の問題と制限事項

このセクションでは、現在までに把握されている製品の問題および可能な場合はその回避策について説明します。

Acronis Cyber Protect

共通

  • [PLTFRM-18969] Hyper-V エージェントとローカルエージェントがインストールされている場合に、ワークステーションオペレーティングシステムのマシンで Microsoft SQL を保護できない。
  • [ABR-255521] Microsoft Office 365 リソースの合計実行数と成功実行数がゼロになる。
  • [ABR-240431] テナントのクラウドストレージのクォータを超えた場合であっても、「クラウド」バックアップ先に既存の保護計画を適用することができるが、実行時に失敗する。
  • [ABR-228827] データリカバリ(Web Restore)コンソールを介して一部のバックアップが削除された場合、サービスコンソールが更新されるまで、バックアップロケーションを参照している間、その変更がサービスコンソールに反映されない。
  • [ABR-196710] バックアップロケーションとして同じ名前の異なるネットワーク共有が登録されている場合(共有ローテーションシナリオ)、ネットワーク共有使用のバックアップロケーションが複製される。
  • [ABR-189620] 「アクティビティサマリー」ウィジェットが、定義された日付「範囲」スコープ外のアクティビティを表示する(超過アクティビティが表示される可能性がある)。
  • [ABR-184900] 重複除外が有効になっているネットワーク共有に保存されたバックアップに関して、ローカルバックアップの利用状況が報告されない。
  • [ABR-183764] ネットワークロケーションを削除および再追加した後、すべての仮想マシンバックアップに関して、ローカルバックアップの利用状況がアップデートされない。
  • [ABR-182313] ローカル接続のストレージ(LAS)を新しいVMwareエージェント(仮想アプライアンス)へ再接続した後にローカルバックアップ使用サイズが複製される。
  • [ABR-178648] 前のアップデートが中断されると、インストーラが古いライブラリの削除/アップデートを行なわない。
  • [ABR-154655] 保護計画が警告を伴って完了しても、「バックアップ正常終了」状態となる可能性がある。それでもアラートおよびアクティビティは計画の状態を正しく表示する。
  • [ABR-113452] 既存の保護計画を取り消さずにマシンを異なるアカウントで再登録すると、その計画が予想外に実行を続ける可能性がある。

バックアップ

  • [ABR-115270] ファイルレベルのバックアップの「[全プロファイルフォルダ]」テンプレートがカスタムプロファイルパスをサポートしていない。
  • [ABR-87244] ネイティブ重複除外が有効化されたNTFSボリュームにおけるディスク/ボリュームのバックアップからのファイルレベルの復元が機能しない。

復元

  • [ABR-190404] バックアップが複数の個別のファイルに分かれていると(マルチボリューム)、「LSR」ツールで作成した大規模復元バックアップからの復元ができない。
  • [ABR-183082] 幾つかのXFSファイルシステムボリュームを有するLinuxマシンの復元が完了し、「ブートローダー構成を処理できませんでした」という警告が出る。警告にもかかわらず、マシンは起動できる。
  • [ABR-158677] ブータブルメディアを使用したVMware Workstation 仮想マシンへのイメージの復元後、「Intel(R) 82574L ギガビットネットワーク接続」NICがWindows 10に正しく認識されない。
  • [ABR-129075] サービスコンソールを介したファイルレベルの復元中にバックアップ内のフォルダを参照すると、フォルダに多くの要素が含まれている場合、種類で並べ替えた後のリストに一部の子フォルダが表示されないことがある。フォルダのすべての項目を表示するには、親フォルダのコンテンツ全体を読み込んだ後にソートを実行するために、下にスクロールする必要がある。
  • [ABR-127666] ファイル/フォルダがソースデバイスから削除され、これらのファイルを含むバックアップが保持中に既にクリーンアップされている場合でも、クラウドに保存されたバックアップからのファイル/フォルダの復元が引き続き可能な場合がある。

アプリケーション

  • [ABR-162925] データベースがマウントポイントに位置していると(データベースパスが別の場所へリダイレクトされる)、アプリケーションアイテム(データベースおよび/またはメールボックス)をアプリケーション アウェア型のマシン全体のバックアップから復元できない。
  • [ABR-74984] アプリケーションレベルの保護計画だけが適用されたマシンでは「次回のバックアップ」時刻が表示されない。

macOS

  • [ABR-207057] macOSでブルガリア語がサポートされていないため、「HD復元」メニュー(Mac用ブータブルメディア)にブルガリア語がない。
  • [ABR-141823] HFS+からAPFSへの変換で、Mac OS Xから10.13 High Sierraを更新した後に、保護計画でバックアップ項目が正しくない(一部のバックアップ項目が見つかりません)。
  • [ABR-137886] Apple RAID構成のMacのバックアップが失敗し、「『固定ボリューム』テンプレートの処理中にボリュームが見つかりませんでした」エラーが表示される。Apple RAIDはサポート対象外。

仮想環境

  • [ABR-296485] アプライアンスで1GBのRAMが利用可能な場合に別のプラットフォーム(物理マシンまたはVMware VMなど)から取得されたバックアップからVMの復元を実行すると、Virtuozzo Hybrid Infrastructureエージェント(仮想アプライアンス)がクラッシュする場合がある。

    解決策: 仮想アプライアンスのRAMを4GBに増加させる。

  • [ABR-242166] WMIが応答しないために高負荷のホストでバックアップが実行されると、Hyper-V 仮想マシンのアプリケーション認識型バックアップが、「WMI『ExecQuery』がクエリを実行できませんでした」または「WMIを介して新しいプロセスを作成できませんでした」というエラーを表示し、WMIクエリの実行に失敗する場合がある。
  • [ABR-235983] VMwareまたはHyper-V 仮想マシンに適用される「/dev/sdaX」や「/sdaX」などのポリシールールを使用した保護計画を、VMware/Hyper-Vエージェントで実行すると、「バックアップ対象がありません。処理は終了されました」というエラーが出て失敗する。処理は終了されました。「VMware/Hyper-V エージェントによる実行時のエラーです。
  • [ABR-234935] Hyper-Vクラスターで実行される仮想マシンのバックアップの後、アクティビティサマリーの中のアクティビティが複製される。
  • [ABR-234935] [処理] タブのHyper-Vクラスターの合計成功実行数が正しくない。
  • [ABR-234935] 電子メール通知の数が、1つのVMバックアップアクティビティのHyper-Vクラスターノード数と一致する。
  • [ABR-192213] 空の「vc.uuid」(インスタンスUUID)vSphereプロパティを有するVMware 仮想マシンがサービスコンソールにリストされない。
  • [ABR-189882] 仮想マシンのいずれかの仮想ディスクの名前にアンパサンド記号が含まれているとHyper-V 仮想マシンのバックアップが失敗する。
  • [ABR-173002] バックアップが、マウントされた仮想マシンディスクで選択されたパスと同じボリュームにある場合、Hyper-V ホストでのバックアップからの仮想マシンの実行が失敗する。

    解決策: マウントされたVMディスクパスに別のボリュームを選択します。マウントされた VM 内で生成された変更でのみ領域が使用され、仮想ディスクの全体サイズを占有しません。

  • [ABR-137564] Hyper-Vエージェントで新しいHyper-V 仮想マシンに対してクロスプラットフォーム復元(Hyper-Vエージェントによらずにバックアップが作成された際)を行なうと、常に仮想マシンのGen 1バージョンが作成される。
  • [ABR-115430] バックアップ計画がスケジュールされていなくても「X日のバックアップが見つかりません」というアラートが有効化される。また設定でこのアラートオプションが有効化される。
  • [ABR-104081] ソースおよびターゲットESXiホスト間のネットワークの切断により、[エラー処理] オプションが有効化されている場合でも、VMレプリケーション計画が失敗する。
  • [ABR-95961] 高負荷下のホスト読み込みの後、バックアップタスクがVirtuozzoコンテナのためのスナップショットの作成に周期的に失敗する。
  • [ABR-85645] Active Directoryでの仮想マシンのバックアップが、「MFTビットマップが破損しています」という警告で終了する場合がある。

管理ポータルとプラットフォームコア

  • 読み取り専用ロールは、Cyber BackupのStandard EditionとCyber ProtectのStandard Editionで、カスタマーテナントが存在する場合に選択できますが、ライセンスの制限の関連で選択できません。
  • [ABR-138058] サイバープロテクションロールをオフにして、ユーザーに戻した後、バックアップ通知の送信がオフになる。
  • [ABR-136810] テナントの移動中に宛先テナントが見つからない場合、不明確なエラーが表示される。
  • [ABR-136694] ストレージの制限値(クォータ)に大きい数が設定されている場合、「不正な要求」メッセージが表示される。
  • [ABR-203902] ストレージの再登録中に「登録済みストレージおよび削除済みストレージの登録数が50を超えています」というエラーメッセージが出る。
  • [ABR-203243] ユーザーがブランドURL経由でログインしていてもログアウトが正常に完了するが、非ブランドURLの場合はログアウトが行なわれない。
  • [ABR-173628] (Aсtive Directory Connector)1つ以上の識別名(DN)が無効の時、マッピングが保存されない。
  • [ABR-131711] 「制限値(クォータ)超過」通知Eメールで挨拶文が不足している。
  • [PLTFRM-20333] 物理マシンとしてバックアップされ、このホストで実行中の仮想マシンまたは Microsoft アプリケーションがあり、他の種類のバックアップエージェントでもバックアップされている場合、Hyper-V ホストが 2 つの「サーバーライセンス」を使用する場合がある。
  • [PLTFRM-20414] エディションが切り替わり、テナントが移動した後(エディションが Standard から Disaster Recovery に切り替わったときなど)、レポートでカスタマーの元のエディションからの計算点が表示されない。
  • [PLTFRM-2340] 「テナントが移動しました」監査イベント説明で、名前ではなく、テナント ID が表示される。
  • [PLTFRM-18229] カスタマーにストレージがない場合の RPC GetRedirect メソッドのエラーメッセージを改善。