脆弱性診断の設定

脆弱性診断のモジュールを組み込んだ保護計画を作成する方法については、「保護計画の作成」を参照してください。VAスキャンは、スケジュールに基づいて実行することも、オンデマンドで実行することも可能です(オンデマンドで実行する場合は、保護計画の [今すぐ実行] アクションを使用します)。

脆弱性診断モジュールでは、次の設定を指定できます。

スキャン対象

脆弱性に関するスキャンを実行するソフトウェア製品を定義します。

スケジュール

選択したマシンで脆弱性診断スキャンを実行するスケジュールを定義します。

フィールド 説明
次のイベントを使ってタスクの実行スケジュールを設定します

この設定は、タスクがいつ実行されるかを定義します。

次の値を使用できます。

  • 時刻でスケジュール - これはデフォルト設定です。タスクは指定した時間に実行されます。
  • システムへのユーザーログイン時 - デフォルトでは、いずれかのユーザーがログインするとタスクが開始されます。特定のユーザーアカウントのみがタスクをトリガーできるように、この設定を変更できます。
  • システムへのユーザーログオフ時 - デフォルトでは、いずれかのユーザーがログオフするとタスクが開始されます。特定のユーザーアカウントのみがタスクをトリガーできるように、この設定を変更できます。

    このタスクは、システムのシャットダウン時には実行されません。シャットダウンとログオフは、スケジューリング構成における別個のイベントです。

  • システムの起動時 - オペレーティングシステムが起動するときにタスクが実行されます。
  • システムのシャットダウン時 - オペレーティングシステムがシャットダウンするときにタスクが実行されます。
スケジュールの種類

このフィールドは、[次のイベントを使ってタスクの実行スケジュールを設定][時刻でスケジュール] を選択した場合に表示されます。

次の値を使用できます。

  • 月単位 - タスクを実行する該当月と、その月内の週または日を選択しします。
  • 日単位 - これはデフォルト設定です。タスクを実行する週中の日を選択しします。
  • 時間単位 - タスクを実行する週中の日、繰り返しの回数、時間間隔を選択しします。
開始時刻

このフィールドは、[次のイベントを使ってタスクの実行スケジュールを設定][時刻でスケジュール] を選択した場合に表示されます。

タスクを実行する正確な時間を選択します。

日付範囲内に実行

このフィールドは、[次のイベントを使ってタスクの実行スケジュールを設定][時刻でスケジュール] を選択した場合に表示されます。

設定したスケジュールが有効な日付範囲を指定します。

ユーザーアカウントを指定し、そのアカウントがオペレーティングシステムにログインしたときにタスクを開始

このフィールドは、[次のイベントを使ってタスクの実行スケジュールを設定][システムへのユーザーログイン時] を選択した場合に表示されます。

次の値を使用できます。

  • 任意のユーザー - いずれかのユーザーがログインしたときにタスクを開始させたい場合は、このオプションを使用します。
  • 次のユーザー - 指定したユーザーアカウントのログインでタスクを開始させたい場合は、このオプションを使用します。
ユーザーアカウントを指定し、そのアカウントがオペレーティングシステムからログアウトしたときにタスクを開始

このフィールドは、[次のイベントを使ってタスクの実行スケジュールを設定][システムへのユーザーログオフ時] を選択した場合に表示されます。

次の値を使用できます。

  • 任意のユーザー - いずれかのユーザーがログアウトしたときにタスクを開始させたい場合は、このオプションを使用します。
  • 次のユーザー - 指定したユーザーアカウントのログアウトでタスクを開始させたい場合は、このオプションを使用します。
開始条件

すべての条件を定義して、同時に満たされたときにタスクを実行する条件を指定します。

マルウェア対策スキャンの開始条件は、バックアップモジュールの開始条件に類似しています。「開始条件」を参照してください。

以下のような追加の開始条件を定義できます。

  • 時間枠内でタスク開始時間を分散する - このオプションを使用すると、タスクを実行する時間枠を設定して、ネットワークのボトルネックを回避できます。遅延時間を、時間または分単位で指定できます。たとえばデフォルトの開始時間が10:00 AMで、遅延を60分とした場合、タスクは10:00 AMから11:00 AMの間に開始されます。
  • マシンの電源が入っていないため実行されなかったタスクを起動時に実行する
  • タスク実行中はスリープモードや休止モードに入らない - このオプションは、Windowsを実行しているマシンに対してのみ有効です。
  • 開始条件を満たさない場合でも、次の時間の経過後にタスクを実行 - 他の開始条件にかかわらずタスクが実行されるまでの時間を指定します。
開始条件は、Linuxではサポートされていません。