スケジューリング

このオプションでは、バックアップをスケジュールどおり開始するか、遅延させるか、同時にバックアップする仮想コンピュータは何台かを定義します。

デフォルト設定:設定した時間枠内でバックアップ開始時間を分散する最大遅延時間:30分。

次のいずれかを選択できます。

  • すべてのバックアップを正確にスケジュールどおりに開始する

    物理コンピュータのバックアップがスケジュールどおりに開始されます。仮想コンピュータは順次バックアップされます。

  • 開始時間を時間枠内で割り振る

    物理コンピュータのバックアップがスケジュールされた時間から遅延させて開始されます。各コンピュータの遅延値はランダムに選択され、ゼロから指定した最大値の範囲になります。複数のコンピュータをネットワーク ロケーションにバックアップするときに、過剰なネットワーク負荷を避けるためにこの設定を使用できます。各マシンの遅延値は、保護計画がマシンに適用されるときに決定され、保護計画を編集して最大遅延値を変更するまで同じ値が維持されます。

    仮想コンピュータは順次バックアップされます。

  • 同時に実行するバックアップの数を制限する基準

    このオプションは、保護計画が複数の仮想マシンに対して適用された場合にのみ利用できます。このオプションでは、指定された保護計画の実行時にエージェントが同時にバックアップを実行できる仮想マシンの数を定義します。

    エージェントが保護計画に従って複数のマシンのバックアップを一度に開始する必要がある場合、2台のマシンが選択されます。(バックアップのパフォーマンスを最適化するために、エージェントは別のストレージに格納されているコンピュータを一致させようとします)。2 つのバックアップのいずれかが完了すると、エージェントは 3 番目のコンピュータを選択し、以降同様に選択していきます。

    エージェントが同時にバックアップできる仮想コンピュータの数は変更できます。最大値は 10 です。ただし、時間が重複する複数の保護計画がエージェントによって実行されている場合、それらのオプションで指定された数が合計されます。実行されている保護計画の数にかかわらず、エージェントで同時にバックアップできる仮想マシンの合計数を制限できます。

    物理コンピュータのバックアップがスケジュールどおりに開始されます。