同時にバックアップされる仮想マシンの合計数の制限
スケジューリングバックアップオプションでは、指定された保護計画の実行時にエージェントが同時にバックアップを実行できる仮想マシンの数を定義します。
複数の保護計画の時間が重複する場合、保護計画のバックアップオプションで指定された数が合計されます。結果として得られる合計数がプログラムで10に制限されていても、計画の重複はバックアップの作成速度に影響を及ぼし、ホストと仮想マシンのストレージの両方に過剰な負荷をかけます。
VMwareエージェントまたはHyper-Vエージェントで同時にバックアップできる仮想マシンの合計数をさらに削減できます。
VMwareエージェント(Windows)またはHyper-Vエージェントでバックアップできる仮想マシンの合計数を制限するには
- エージェントを実行しているマシンで、新しいテキスト文書を作成し、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
-
次の行をコピーしてファイルに貼り付けます。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Acronis\MMS\Configuration\ManagedMachine\SimultaneousBackupsLimits]
"MaxNumberOfSimultaneousBackups"=dword:00000001 - 00000001は設定する制限の16進値で置換します。たとえば、00000001は1で、0000000Aは10です。
- limit.regとして文書を保存します。
- ファイルを管理者として実行します。
- Windowsレジストリを編集することを確認します。
-
次の手順でエージェントを再起動します。
- [スタート] メニューで、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、「cmd」と入力します。
- [OK] をクリックします。
- 次のコマンドを実行します。
net stop mms
net start mms
VMwareエージェント(仮想アプライアンス)でバックアップできる仮想マシンの合計数を制限する方法
- コマンドシェルを起動するには、仮想アプライアンスUIで、CTRL+SHIFT+F2キーを押します。
- viなどのテキストエディタでファイル/etc/Acronis/MMS.configを開きます。
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次のセクションを見つけます。
<key name="SimultaneousBackupsLimits">
<value name="MaxNumberOfSimultaneousBackups" type="Tdword">"10"</value>
</key> - 10は設定する制限の10進値で置換します。
- ファイルを保存します。
Reboot
コマンドを実行して、エージェントを再起動します。