データ取り込みの前後に実行するコマンド

このオプションによって、データ取り込み(つまり、データのスナップショット作成)の前後に自動的に実行されるコマンドを定義できます。データ取り込みは、バックアップ手順の開始時に実行されます。

次の図に、データ取り込みの前後に実行するコマンドが実行されるタイミングを示します。

<----------------------------        バックアップ        ---------------------------->

バックアップ前に実行するコマンド

データ取り込みの前に実行するコマンド

データ取り込み

データ取り込みの後に実行するコマンド

バックアップ後に実行するコマンド

[ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)] オプションを有効にした場合、コマンドの実行とMicrosoft VSSアクションの順序は次のようになります。

「データ取り込み前」のコマンド→ VSS の一時停止→データ取り込み→ VSS の再開→「データ取り込み後」のコマンド

データ取り込みの前後に実行するコマンドを使用すると、VSSと互換性のないデータベースまたはアプリケーションの停止と再開を行うことができます。データ取り込みは数秒で終わるため、データベースまたはアプリケーションのアイドル時間は最小となります。