リカバリ環境

WinRE または Linux リカバリ環境を使用できます。

下表には使用可能なオプションがまとめられています。

復元対象のマシン リカバリ環境
WinRE Linux
Windows はい はい(デフォルト)
Linux なし はい

WinREリカバリ環境の準備には最大3分かかる場合があります。

ディスク容量要件

リカバリ環境には一時ファイル用のディスク容量が必要です。必要な容量は復元対象のマシンによって異なります。

下表には使用可能なオプションがまとめられています。

リカバリ環境 起動モード 暗号化されていないシステムボリュームがあるマシン 暗号化されたシステムボリュームがあるマシン
WinRE BIOS Windows\Tempフォルダに1GB Windows\Tempフォルダに1GB
UEFI Windows\Tempフォルダに1GB Windows\Tempフォルダに1GB

Linux*

BIOS

システムボリュームで200MB

暗号化されていないボリュームで400MB
UEFI EFIシステムパーティション(ESP)で200MB

以下のいずれか

  • EFIシステムパーティション(ESP)で400MB

  • EFIシステムパーティション(ESP)で200MB、さらに起動プロセス中にアクセス可能な暗号化されていないパーティションで200MB

* 暗号化されたシステムボリュームがあるマシンを復元するには、そのマシンに暗号化されていないボリュームが少なくとも1つは必要です。

制限事項

  • 復元前に、暗号化された非システムボリュームをすべてロックする必要があります。ボリュームは、そのボリュームに存在するファイルを開くことでロックされます。ボリュームがロックされていない場合、再起動せずに復元が続行されるため、そのボリュームはオペレーティングシステムに認識されない場合があります。

    暗号化されたシステムボリュームは、ロックする必要はありません。

トラブルシューティング

復元に失敗し、再起動後に「パーティションからファイルを取得できません」というエラーが表示される場合は、セキュアブートを無効にます。詳細については、Microsoftテクニカルドキュメントの「セキュア ブートの無効化」を参照してください。