ファイルとフォルダの選択
ファイルレベルのバックアップは、ゲストシステムにインストールされたエージェントによってバックアップされた物理マシンと仮想マシンで使用できます。
オペレーティングシステムの復元が必要な場合は、ディスクとボリュームのバックアップを実行します。特定のデータのみを保護する場合、ファイル バックアップが適しています。これによりバックアップサイズが減少し、記憶域スペースを節約できます。
ファイルの選択には2 つの方法があります。各コンピュータで直接選択する方法とポリシールールを適用する方法です。どちらの方法でも、ファイルフィルタによってバックアップ対象をさらに絞り込むことができます。
直接選択
- [バックアップの対象] で、[ファイル/フォルダ] を選択します。
- [バックアップする項目] をクリックします。
- [バックアップする項目] で、[直接] を選択します。
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バックアップ計画に含まれる各コンピュータでの手順
- [ファイルとフォルダの選択] をクリックします。
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[ローカル フォルダ] または [ネットワークフォルダ] をクリックします。
選択したコンピュータから共有にアクセスできる必要があります。
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必要なファイル/フォルダを参照するか、パスを入力して、矢印ボタンをクリックします。メッセージが表示されたら、共有フォルダのユーザー名とパスワードを指定します。
匿名アクセスでのフォルダのバックアップはサポートされていません。
- 必要なファイル/フォルダを選択します。
- [完了] をクリックします。
ポリシールールを使用
- [バックアップの対象] で、[ファイル/フォルダ] を選択します。
- [バックアップする項目] をクリックします。
- [バックアップする項目] で、[ポリシールールを使用]を選択します。
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事前に定義されたルールを選択するか、独自のルールを入力するか、両方を組み合わせます。
ポリシー ルールは、バックアップ計画に含まれたすべてのコンピュータに適用されます。バックアップ開始時にルールに準拠するデータがコンピュータになかった場合、そのコンピュータでバックアップは実行されません。
- [完了] をクリックします。
Windowsの選択ルール
- ファイルまたはフォルダへのフルパス、たとえば D:\Work\Text.doc または C:\Windows など。
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テンプレート:
[すべてのファイル]
は、マシン上のすべてのボリュームのすべてのファイルを選択します。[全プロファイルフォルダ]
は、すべてのユーザープロファイルが存在するフォルダを選択します(通常、C:\UsersまたはC:\Documents and Settings)。
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環境変数:
%ALLUSERSPROFILE%
は、すべてのユーザープロファイルの共通データが存在するフォルダを選択します(通常、C:\ProgramDataまたはC:\Documents and Settings\All Users)。%PROGRAMFILES%
は、Program Filesフォルダを選択します(C:\Program Filesなど)。%WINDIR%
は、Windowsがインストールされているフォルダを選択します(C:\Windowsなど)。
他の環境変数を使用したり、環境変数とテキストを組み合わせて使用したりすることができます。たとえば、マシン上のProgram Filesフォルダ内のJavaフォルダを選択するには、%PROGRAMFILES%\Java と入力します。
Linuxの選択ルール
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ファイルまたはディレクトリへのフルパス。たとえば、 home/usr/docsにマウントされたボリューム/dev/hda3にあるfile.txtをバックアップするには、 /dev/hda3/file.txtまたは/home/usr/docs/file.txtを指定します。
/home
は、共通ユーザーのホームディレクトリを選択します。/root
は、rootユーザーのホームディレクトリを選択します。/usr
は、ユーザーに関連するすべてのプログラムのディレクトリを選択します。/etc
は、システム構成ファイルのディレクトリを選択します。
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テンプレート:
[全プロファイルフォルダ]
は、/homeを選択します。これは、デフォルト設定ではすべてのユーザー プロファイルが格納されているフォルダです。
macOS の選択ルール
- ファイルまたはディレクトリへのフルパス。
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テンプレート:
[全プロファイルフォルダ]
は、/Usersを選択します。これは、デフォルト設定ではすべてのユーザー プロファイルが格納されているフォルダです。
例:
- デスクトップにある file.txt をバックアップするには、/Users/<username>/Desktop/file.txtを指定します。 <username>には、ユーザー名を入れます。
- ユーザーのホーム ディレクトリをバックアップするには、/Users を指定します。
- アプリケーションがインストールされたディレクトリをバックアップするには、/Applications を指定します。