スケジュール

クラウド配置では、このセクションで説明されている機能の一部が利用できないか、異なっている場合があります。

スケジュールには、エージェントがインストールされたオペレーティングシステムの時間設定(タイムゾーンを含む)が使用されます。VMwareエージェント(仮想アプライアンス)のタイムゾーンは、エージェントのインターフェースで設定できます。

たとえば、バックアップ計画が21:00に実行されるようスケジュールされ、異なるタイムゾーンに位置する複数のマシンに適用されている場合、バックアップはそれぞれのマシンのローカル時刻が21:00になったときに始まります。

スケジュールの設定内容はバックアップ先によってそれぞれ異なります。

クラウドストレージにバックアップする場合

デフォルト設定では、バックアップは月曜日から金曜日まで毎日実行されます。バックアップを実行する時刻を選択できます。

バックアップを頻繁に実行する場合、スライダを移動して、バックアップ スケジュールを指定できます。

時刻ではなくイベント別にバックアップをスケジュールすることができます。これを実行するには、スケジュールの選択時にイベントの種類を選択します。詳細については、「イベント別のスケジュール」を参照してください。

最初のバックアップは完全バックアップとなるため、最も時間がかかります。その後のバックアップはすべて増分となり、バックアップに要する時間は大幅に短縮されます。

別のロケーションにバックアップする場合

事前に定義されたバックアップ スキームまたはカスタムスキームの中からひとつ選択できます。バックアップ スキームとは、バックアップ スケジュールやバックアップ方法などが含まれているバックアップ計画の一部です。

[バックアップ スキーム] で、次のいずれかを選択します。

バックアップスキームでは、時刻ではなくイベント別にバックアップをスケジュールすることができます。これを実行するには、スケジュールの選択時にイベントの種類を選択します。詳細については、「イベント別のスケジュール」を参照してください。

追加のスケジュールオプション

どのバックアップ先に対しても、次の設定を行うことができます。

  • 条件が満たされた場合にのみスケジュールされたバックアップが実行されるように、バックアップの開始条件を指定します。詳細については、「開始条件」を参照してください。
  • スケジュールが有効となる日付範囲を設定できます。[設定した期間内で実行する] チェック ボックスをオンにして、日付範囲を指定します。
  • スケジュールを無効にします。スケジュールが無効な間は、バックアップを手動で開始しないかぎり、保持ルールが適用されません。
  • スケジュールされた時間から遅延を導入します。各コンピュータの遅延値はランダムに選択され、ゼロから指定した最大値の範囲になります。複数のコンピュータをネットワーク ロケーションにバックアップするときに、過剰なネットワーク負荷を避けるためにこの設定を使用できます。

    ギア アイコンをクリックしてから、[バックアップ オプション] > [スケジューリング] をクリックします。[開始時間を時間枠内で割り振る] を選択し、最大遅延を指定します。各コンピュータの遅延値は、バックアップ計画がコンピュータに適用されるときに決定され、バックアップ計画を編集して最大遅延値を変更するまで同じ値が維持されます。

    クラウド配置では、このオプションはデフォルトで有効であり、最大遅延は30分に設定されています。オンプレミス配置では、デフォルトはすべてのバックアップをスケジュールどおりに開始します。

  • [詳細を表示] をクリックして次のオプションにアクセスします。

    • マシンの電源が入っていないため実行されなかったタスクを起動時に実行する(デフォルトでは無効)
    • バックアップ中にスリープモードや休止モードにしない(デフォルトでは有効)

      このオプションは、Windows を実行しているマシンに対してのみ有効です。

    • スリープモードや休止モードから起動して、スケジュールされたバックアップを開始する(デフォルトでは無効)

      このオプションは、Windows を実行しているマシンに対してのみ有効です。このオプションは、マシンの電源が入っていない場合は無効です。つまり、このオプションでは Wake-on-LAN 機能は使用しません。