必要なユーザー権限

アプリケーション認識型バックアップには、ディスクにあるVSS認識型アプリケーションのメタデータが含まれます。このメタデータにアクセスするには、次に示す適切な権限のアカウントがエージェントに必要となります。アプリケーションバックアップを有効にするときには、このアカウントを指定する必要があります。

  • SQL Server:

    アカウントは、マシンのバックアップオペレーターまたは管理者グループのメンバー、およびバックアップ対象の各インスタンスでsysadminの役割のメンバーである必要があります。

  • Exchange Server:

    Exchange 2007:アカウントは、マシンの管理者グループのメンバーであるとともに、Exchange組織管理者ロールグループのメンバーである必要があります。

    Exchange 2010以降:アカウントは、マシンの管理者グループのメンバーであるとともに、組織管理ロールグループのメンバーである必要があります。

  • Active Directory:

    アカウントはドメイン管理者である必要があります。

ESXi仮想マシンの追加要件

VMwareエージェントまたはHyper-Vエージェントによりバックアップされている仮想マシンでアプリケーションを実行する場合は、ユーザーアカウント制御(UAC)がマシンで無効であることを確認します。UACを無効にしない場合は、アプリケーションバックアップを有効にするときに、ビルトインのドメイン管理者(ドメイン\管理者)の資格情報が必要です。