Acronis Cyber Infrastructureについて
Acronis Cyber Backup 12.5のUpdate 2以降では、Acronis Storage 2.3またはその後継バージョンであるAcronis Cyber Infrastructureとの統合がサポートされています。
デプロイ
Acronis Cyber Infrastructure を使用するには、オンプレミスのベアメタルに配置します。製品を最大限に活用するには、最低でも5台の物理サーバーを使用することをお勧めします。ゲートウェイ機能だけが必要な場合は、1 台の物理サーバーまたは仮想サーバーを使用するか、必要な台数のサーバーでゲートウェイクラスターを設定します。
管理サーバーと Acronis Cyber Infrastructure で時刻の設定が同期されていることを確認します。Acronis Cyber Infrastructure の時刻設定は、デプロイ中に設定できます。ネットワークタイムプロトコル(NTP)での時刻の同期はデフォルトで有効になっています。
Acronis Cyber Infrastructure の複数のインスタンスを配置し、同じ管理サーバーに登録できます。
登録
登録は Acronis Cyber Infrastructure の Web インターフェースで行います。Acronis Cyber Infrastructure は、組織管理者によってのみ、また組織内でのみ登録できます。一度登録すると、すべての組織部署でストレージが利用できるようになります。任意の部署または組織に対してバックアップロケーションとして追加できます。
逆の操作(登録解除)は Acronis Cyber Backup インターフェースにて行われます。[設定] > [Storage Node] をクリックし、必要な Acronis Cyber Infrastructure をクリックし、[削除] をクリックします。
バックアップの保存先の追加
Acronis Cyber Infrastructure のインスタンス 1 つごとに 1 つのバックアップロケーションのみを部署または組織に追加できます。部署レベルで追加されたロケーションは、この部署の管理者と組織管理者が利用できます。組織レベルで追加されたロケーションは、組織管理者のみが利用できます。
ロケーションを追加する際は、作成して名前を入力します。既存のロケーションを新しい管理サーバーまたは別の管理サーバーに追加する必要がある場合は、[既存のロケーションを使用する...] チェックボックスを選択し、[参照] をクリックして、リストからロケーションを選択します。
Acronis Cyber Infrastructure の複数のインスタンスが管理サーバーに登録されている場合は、ロケーションを追加する際に Cyber Infrastructure のインスタンスを選択できます。
バックアップスキーム、操作、制限事項
ブータブルメディアからAcronis Cyber Infrastructureに直接アクセスすることはできません。Acronis Cyber Infrastructureを操作するには、メディアを管理サーバーに登録して、バックアップコンソールからそのメディアを管理します。
コマンドラインインターフェースから Acronis Cyber Infrastructure にアクセスすることはできません。
利用可能なバックアップスキームおよびバックアップの操作の面で、Acronis Cyber Infrastructureはクラウドストレージと似ています。唯一の違いは、バックアップ計画の実行中にAcronis Cyber Infrastructureからバックアップをレプリケーションできる点です。
マニュアル
Acronis の Web サイトで Acronis Cyber Infrastructure の文書をすべて確認できます。