エラー処理
これらのオプションによって、バックアップ中に発生する可能性があるエラーを処理する方法を指定できます。
エラーが発生した場合は再試行する
デフォルト設定:有効。試行数:10回。試行間隔:30 秒。
復元可能なエラーが発生した場合、失敗した処理が再試行されます。試行間隔および試行回数を設定できます。試行は、処理が成功するか、または指定した回数の試行が行われると停止します。
たとえば、バックアップの実行中にネットワーク上のバックアップ先が利用できないか、接続できない場合、30秒ごとに30回を超えない範囲でバックアップ先への接続が試行されます。試行は、接続が再開されるか、または指定された回数の試行が行われると停止します。
ただし、バックアップの開始時にバックアップ先が利用できない場合は、10回に限って試行されます。
処理中にメッセージやダイアログを表示しない(サイレントモード)
デフォルト設定:有効。
サイレントモードをオンにすると、ユーザーによる操作を必要とする場面で処理が自動的に行われます(不良セクタへの対応は別のオプションとして定義されているため、この設定では制御されません)。ユーザーによる操作なしに処理を続行できない場合、その処理は失敗します。処理の詳細(エラーがある場合は、それも含む)は、処理のログに記載されます。
不良セクタを無視する
デフォルト設定:無効。
このオプションを無効にした場合、プログラムが不良セクタを検出するたびに、バックアップアクティビティに [ユーザーによる操作が必要] ステータスが割り当てられます。障害が急速に深刻化しているディスクから有効な情報をバックアップするには、[不良セクタを無視する] をオンにします。残りのデータはバックアップされるため、作成されたディスクバックアップをマウントして有効なファイルを別のディスクに取り出すことができます。
VMスナップショットの作成中にエラーが発生した場合は再試行
デフォルト設定:有効。試行回数:3。試行間隔:5 分間。
仮想マシンのスナップショットの取得が失敗した場合、プログラムにより失敗した処理が再試行されます。試行間隔および試行回数を設定できます。試行は、処理が成功するか、または指定した回数の試行が行われると停止します。