マシンのサービスクォータの変更

サービスクォータは、保護計画が最初にマシンに適用されるときに、自動的に割り当てられます。

保護されているマシンの種類、オペレーティングシステム、必要な保護レベル、クォータの可用性に応じて、もっとも適切なクォータが割り当てられます。組織内でもっとも適切なクォータが利用できない場合、次善に適切なクォータが割り当てられます。例えば、もっとも適切なクォータがWebホスティングサーバーであるものの、それが利用できない場合、サーバーのクォータが割り当てられます。

クォータ割り当ての例:

  • Windows ServerまたはLinuxサーバーのオペレーティングシステム(Ubuntuサーバーなど)を実行する物理マシンには、サーバークォータが割り当てられます。
  • WindowsまたはLinuxデスクトップオペレーティングシステム(Ubuntuデスクトップなど)を実行する物理マシンには、ワークステーションクォータが割り当てられます。
  • Hyper-Vロールが有効化されたWindows 10を実行する物理マシンには、ワークステーションクォータが割り当てられます。
  • 仮想デスクトップインフラ上で動作し、プロテクションエージェントがゲストオペレーティングシステム内にインストールされているデスクトップマシン(例:Windowsエージェント)には、仮想マシンクォータが割り当てられます。このタイプのマシンの場合、仮想マシンクォータが使用できないときに、ワークステーションクォータを使用することもできます。
  • 仮想デスクトップインフラ上で動作し、エージェントレスモード(VMwareエージェントまたはHyper-Vエージェントなど)でバックアップされるデスクトップマシンには、仮想マシンクォータが割り当てられます。
  • Hyper-VまたはvSphereサーバーには、サーバークォータが割り当てられます。
  • cPanelまたはPleskが動作するサーバーには、Webホスティングサーバークォータが割り当てられます。また、Webホスティングサーバークォータが使用できない場合、Webサーバーが実行されているマシンのタイプに応じて、仮想マシンまたはサーバークォータを使用することもできます。
  • アプリケーション認識型バックアップの場合、ワークステーションであってもサーバークォータが必要です。

元の割り当ては後から手動で変更できます。たとえば、同じマシンにさらに高度な保護計画を適用するには、マシンのサービスクォータをアップグレードする必要が生じる場合があります。その保護計画で必要となる機能が、現在割り当てられているサービスクォータでサポートされていない場合、保護計画は失敗します。

また、クォータの割り当てが行われた後に、より適切なクォータを購入した場合は、サービスクォータを変更できます。例えば、仮想マシンにワークステーションクォータが割り当てられている場合がこれに相当します。仮想マシンクォータを購入した後、元のワークステーションクォータではなく、購入したクォータをマシンに手動で割り当てることができます。

また、現在割り当てられているサービスクォータを解放して、それを別のマシンに割り当てることもできます。

個別マシンまたはマシンのグループのサービスクォータを変更できます。

個別マシンのサービスクォータを変更するには

  1. Cyber Protectコンソールで [デバイス] に進みます。
  2. 対象のマシンを選択して、[詳細] をクリックします。
  3. [サービスクォータ] セクションで、[変更] をクリックします。
  4. [クォータの変更] ウィンドウで、希望するサービスクォータまたは [クォータなし] を選択し、 [変更] をクリックします。

マシンのグループのサービスクォータを変更するには

  1. Cyber Protectコンソールで [デバイス] に進みます。
  2. 複数のマシンを選択し、[クォータの割り当て] をクリックします。
  3. [クォータの変更] ウィンドウで、希望するサービスクォータまたは [クォータなし] を選択し、 [変更] をクリックします。