エージェントの自動アップデート
複数のワークロードの管理を容易にするために、Windowsエージェント、Linuxエージェント、Macエージェントの自動アップデートを構成することができます。自動アップデートの対象となるのは、エージェントバージョン15.0.26986(2021年5月リリース)以降です。以前のエージェントは、まず手動で最新バージョンにアップデートする必要があります。
自動アップデートは、以下のオペレーティングシステムを搭載したマシンでサポートされています。
- Windows XP SP 3以降
- Red Hat Enterprise Linux 6以降、CentOS 6以降
- OS X 10.9 Mavericks以降
自動アップデートの設定は、データセンターレベルで事前構成されています。社内管理者は、社内または部署内のすべてのマシン、または個別マシンに対して、これらの設定をカスタマイズすることができます。カスタム設定が適用されていない場合は、上位レベルの設定が順次使用されます。
- サイバープロテクションデータセンター
- 社内(カスタマーテナント)
- ユニット
- コンピュータ
例えば、部署の管理者は、部署内のすべてのマシンにカスタムの自動アップデート設定を行うことができますが、この設定は、社内レベルでマシンに適用される設定と異なる場合があります。また、管理者は、部署内の1台または複数の個別マシンに対して異なる設定を適用することができます。この場合、そのマシンには部署の設定や社内の設定が適用されません。
自動アップデートを有効にした後、以下のオプションを構成することができます。
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アップデートチャネル
アップデートチャネルにより、エージェントのどのバージョンを使用するか(最新のバージョン、または前回のリリースから最も新しいバージョン)を定義します。
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メンテナンス期間
メンテナンス期間により、アップデートをインストールできるタイミングを定義します。メンテナンス期間を無効にすると、アップデートはいつでも実行できるようになります。
有効なメンテナンス期間内であっても、エージェントが以下のいずれかの処理を行っている間はアップデートはインストールされません。
- バックアップ
- 復元
- バックアップのレプリケーション
- 仮想マシンへのレプリケーション
- レプリカのテスト
- バックアップから仮想マシンを実行する(ファイナライズを含む)
- ディザスタリカバリフェールオーバー
- ディザスタリカバリフェールバック
- スクリプトの実行(サイバースクリプト機能の場合)
- パッチのインストール
- ESXi構成バックアップ
自動アップデートの設定をカスタマイズするには
- サービスコンソールで [設定] > [エージェント] に進みます。
- 設定するスコープを選択します。
- すべてのマシンの設定を変更するには、[デフォルトのエージェントアップデート設定を編集する] をクリックします。
- 特定のマシンの設定を変更するには、対象となるマシンを選択し、[エージェントアップデート設定] をクリックします。
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必要に応じて設定を構成して [適用] をクリックします。
自動アップデート設定のカスタマイズを削除するには
- サービスコンソールで [設定] > [エージェント] に進みます。
- 設定するスコープを選択します。
- すべてのマシンでカスタマイズされた設定を削除するには、[デフォルトのエージェントアップデート設定を編集する] をクリックします。
- 特定のマシンのカスタマイズされた設定を削除するには、対象となるマシンを選択し、[エージェントアップデート設定] をクリックします。
- [デフォルトの設定にリセット] をクリックしてから、[適用] をクリックします。
自動アップデートのステータスを確認するには
- サービスコンソールで [設定] > [エージェント] に進みます。
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表の右上にあるギアアイコンをクリックして、[自動アップデート] のチェックボックスが選択されていることを確認します。
- [自動アップデート] の列に表示されているステータスを確認します。