エージェント
エージェントの選択は、何をバックアップするかによって異なります。次の表に、判断に役立つ情報をまとめています。
Windowsの場合、Exchangeエージェント、SQLエージェント、Active Directoryエージェント、Oracleエージェントとともに、Windowsエージェントもインストールする必要があります。つまり、 SQLエージェントをインストールした場合は、エージェントがインストールされたマシン全体をバックアップできるようになります。
VMwareエージェント(Windows)およびHyper-Vエージェント(Windows)をインストールする場合、Windowsエージェントもインストールすることをお勧めいたします。
Linuxの場合、OracleエージェントとVirtuozzoエージェントを使用するには、Linuxエージェント(64ビット)もインストールする必要があります。この3つのエージェントはインストーラを共有しています。
バックアップ対象 | インストールするエージェント | インストール先 |
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物理コンピュータ |
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Windows OSの物理コンピュータ | エージェント for Windows | バックアップ対象のマシン。 |
Linux OSの物理コンピュータ | エージェント for Linux | |
macOS を実行している物理マシン | エージェント for Mac | |
アプリケーション |
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SQLデータベース | エージェント for SQL | Microsoft SQL Serverを実行しているコンピュータ。 |
Exchangeデータベース | Exchangeエージェント | Microsoft Exchange Serverのメールボックスの役割を実行しているマシン。* |
Microsoft 365メールボックス | Microsoft 365エージェント |
インターネットに接続している Windows コンピュータ 希望する機能によっては、Microsoft 365エージェントをインストールする必要がある場合とそうでない場合があります。詳細については、「Microsoft 365データの保護」を参照してください。 |
Microsoft 365 OneDriveファイルおよびSharePoint Onlineサイト |
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このデータは、クラウドにインストールされたエージェントによってバックアップします。詳細については、「Microsoft 365データの保護」を参照してください。 |
Google Workspace Gmailメールボックス、Googleドライブのファイル、共有ドライブのファイル |
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このデータは、クラウドにインストールされたエージェントによってバックアップします。詳細については、「Google Workspaceの保護」を参照してください。 |
Active Directoryドメインサービスを実行しているコンピュータ | エージェント for Active Directory | ドメインコントローラ |
Oracle データベースを実行しているマシン | Oracle エージェント | Oracleデータベースを実行しているマシン。 |
仮想コンピュータ |
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VMware ESXi仮想コンピュータ | エージェント for VMware(Windows) | vCenter Serverおよび仮想マシンのストレージに接続できるWindowsマシン。** |
エージェント for VMware(仮想アプライアンス) | ESXiホスト。 | |
Hyper-V仮想コンピュータ | エージェント for Hyper-V | Hyper-Vホスト |
Scale Computing HC3仮想マシン | Scale Computing HC3エージェント (仮想アプライアンス) |
Scale Computing HC3ホスト。 |
Red Hat Virtualization仮想マシン(oVirtによる管理) | oVirtエージェント(仮想アプライアンス) | Red Hat Virtualizationホスト上。 |
Virtuozzo仮想マシンおよびコンテナ*** | エージェント for Virtuozzo | Virtuozzoホスト |
Virtuozzo Hybrid Infrastructure仮想マシン | Virtuozzo Hybrid Infrastructureエージェント | Virtuozzo Hybrid Infrastructureホスト上。 |
Amazon EC2でホストされている仮想コンピュータ | 物理マシンと同様**** | バックアップ対象のマシン。 |
Windows Azureでホストされている仮想コンピュータ | ||
Citrix XenServer 仮想コンピュータ | ||
Red Hat Virtualization (RHV/RHEV) | ||
Kernel-based Virtual Machine(KVM) | ||
Oracle 仮想コンピュータ | ||
Nutanix AHV仮想マシン | ||
モバイル デバイス |
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Androidを実行するモバイル デバイス | Android用モバイルアプリ | バックアップ対象のモバイル デバイス。 |
iOSを実行するモバイル デバイス | iOS用モバイルアプリ |
*インストールの過程で、Exchangeエージェントはマシンに十分な空き領域が存在するかどうかをチェックします。粒度復元の過程では、最も大きなExchangeデータベースの15パーセントに等しい空き領域が一時的に必要になります。
**ESXiでSAN 接続ストレージが使用されている場合は、このエージェントを同じSAN接続マシンにインストールします。エージェントは、ESXiホストやLANを経由せずにストレージから仮想コンピュータを直接バックアップします。方法の詳細については、「VMware エージェント - LAN フリー バックアップ」を参照してください。
***Virtuozzo 7では、Ploopコンテナのみがサポートされています。仮想マシンはサポート対象外です。
****外部エージェントでバックアップされている場合、マシンは仮想マシンと見なされます。エージェントがゲスト システムでインストールされている場合、バックアップおよび復元操作は、物理コンピュータの場合と同じです。それでも、コンピュータ数の制限値を設定すると、仮想コンピュータとしてカウントされます。