クラウドエージェントのアップグレード

このセクションでは、最新バージョンのMicrosoft 365に対応するバックアップソリューションへのアップグレード方法を説明します。このバージョンはOneDriveとSharePointオンラインのバックアップをサポートし、改良されたバックアップと復元パフォーマンスを提供します。Cyber Protectionサービスのバージョン8.0から、保護計画の編集、削除、適用、および取り消しの各機能は、古いソリューションではサポートされなくなりました。

アップグレードアベイラビリティーはデータセンターの準備性とサービスプロバイダーの設定に依存します。アップグレードが利用可能な場合、サービスコンソールの [Microsoft Office 365 (v1)] タブに通知が表示されます。

アップグレード処理

アップグレードの際、新しいバックアップソリューションにMicrosoft 365組織ユーザーが追加されます。保護計画は移行され、適切なユーザーに適用されます。

以前に作成したバックアップはクラウド内のあるロケーションから別のロケーションへコピーされます。[バックアップストレージ] タブでは、元のバックアップはクラウドストレージのロケーションに残るものの、コピー済みバックアップは [クラウドアプリケーションバックアップ] という別のセクションに表示されます。アップグレード処理が完了すると、元のバックアップはクラウドストレージのロケーションから削除されます。

組織内のユーザー数、バックアップ数、Microsoft 365アクセス速度によっては、アップグレードに数時間または数日かかる場合があります。アップグレードの最中に、以前作成したバックアップからの復元が可能です。ただし、アップグレード中に作成したバックアップと保護計画は失われます。

万が一アップグレードに失敗した場合でも、バックアップソリューションは完全に機能し、アップグレードを障害発生時点から再開することができます。

アップグレード処理を開始するには

1. [Microsoft Office 365 （v1）] をクリックします。
2. 画面最上部の通知にある [アップグレード] をクリックします。
3. アップグレードプロセスを開始することを確認します。

4. 組織で使用しているMicrosoft データセンターを選択します。

   ソフトウェアによりMicrosoft 365のログインページにリダイレクトされます。

5. Microsoft 365のグローバル管理者の資格情報でサインインします。

   Microsoft 365に、組織のデータをバックアップおよびリカバリするために必要な権限の一覧が表示されます。

6. Cyber Protectionサービスにこれらの許可を与えることを確認します。

   サービスコンソールにリダイレクトされ、アップグレード処理が始まります。アップグレード進行状況は、[Microsoft 365] > [アクティビティ] パネルに表示されます。