安全な復元

バックアップしたOSイメージにマルウェアが含まれていて、復元後のマシンがマルウェアに再感染するリスクがあります。

安全な復元の機能を使用すると、リカバリプロセスで統合アンチマルウェアスキャンとマルウェア削除の機能を使用して、感染の再発を防止できます。

制限事項:

安全な復元がサポートされているのは、Windowsエージェントがインストールされている物理または仮想のWindowsマシンに限られます。
サポートされているバックアップの種類は、マシン全体のバックアップとディスク/ボリュームのバックアップです。
安全な復元は、NTFSファイルシステムのボリュームでしかサポートされていません。NTFS以外のパーティションは、アンチマルウェアスキャンなしで復元されます。
安全な復元は、CDPバックアップではサポートされていません。最後の定期的なバックアップに基づいて、CDPバックアップのデータなしでマシンが復元されます。CDPデータを復元する場合は、ファイル/フォルダの復元を開始します。

仕組み

復元プロセスの実行時に [安全な復元] オプションを有効にすると、システムで以下の処理が実行されます。

イメージバックアップでマルウェアに関するスキャンが実行され、感染しているファイルにマークが付けられます。バックアップに以下のいずれかのステータスが割り当てられます。
- マルウェアはありません - バックアップのスキャン時にマルウェアは検出されませんでした。
- マルウェアが検出されました - バックアップのスキャン時にマルウェアが検出されました。
- スキャンされていません - バックアップでマルウェアに関するスキャンが実行されていませんでした。

ステータスパラメータを使用して、バックアップをフィルタリングできます。