起動モード
このオプションは、Windows オペレーティングシステムが含まれるディスクレベルバックアップから物理マシンまたは仮想マシンを復元するときに有効です。
このオプションを使用すると、復元後に Windows で使用される起動モード(BIOS または UEFI) を選択できます。元のマシンの起動モードと選択した起動モードが異なる場合、このソフトウェアは次のように動作します。
- 選択した起動モード(BIOS の場合は MBR、UEFI の場合は GPT)に従って、システムボリュームの復元先となるディスクを初期化します。
- 選択した起動モードを使用して起動できるように Windows オペレーティングシステムを調整します。
デフォルト設定:ターゲットマシン。
次の中からひとつ選択できます。
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ターゲットマシン
ターゲットマシン上で実行されているエージェントによって、現在 Windows で使用されている起動モードが検出され、この起動モードに従って調整が行われます。
以下に示す制限が適用されない限り、自動的にブータブルシステムになるため、これが一番安全な値です。[起動モード] オプションはブータブルメディアに存在しないため、メディア上のエージェントは常にこの値が選択されているかのように動作します。
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バックアップしたマシン
ターゲットマシンで実行されているエージェントによって、バックアップから起動モードが読み取られ、この起動モードに従って調整が行われます。これによって、このマシンで別の起動モードが使用されていても、別のマシン上でシステムを復元し、バックアップされたマシンのディスクを置き換えることができます。
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BIOS
ターゲットマシンで実行されているエージェントによって、BIOS を使用するための調整が行われます。
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UEFI
ターゲットマシンで実行されているエージェントによって、UEFI を使用するための調整が行われます。
設定が変更されたら、ディスクマッピング手順が繰り返されます。これには時間がかかります。
推奨事項
UEFI と BIOS の間で Windows を転送する必要がある場合:
- システムボリュームが存在するディスク全体を復元します。既存のボリューム上のシステムボリュームのみを復元する場合、エージェントはターゲットディスクを適切に初期化できなくなります。
- BIOS では 2 TB を超えるディスク領域を使用できないことに注意してください。
制限事項
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UEFI と BIOS の間での転送は次の環境でサポートされています。
- Windows Vista SP1 以降の 64 ビットの Windows オペレーティングシステム
- Windows Server 2008 SP1 以降の 64 ビットの Windows Server オペレーティングシステム
- バックアップがテープデバイスに保存されている場合、UEFI と BIOS の間での転送はサポートされません。
UEFI と BIOS の間での転送がサポートされていない場合、エージェントは、[バックアップしたマシン] 設定が選択されているかのように動作します。ターゲットマシンで UEFI と BIOS の両方がサポートされている場合、元のマシンに対応する起動モードを手動で有効にする必要があります。そうしないと、システムが起動しなくなります。