システムデータベースの復元
インスタンスのすべてのデータベースは、一度に復元されます。システムデータベースを復元する場合、復元先インスタンスは自動的に単一ユーザー モードで再起動します。復元が完了すると、インスタンスが再起動し、他のデータベースが(あれば)復元されます。
システムデータベースを復元する場合、次の点にも注意する必要があります。
- システムデータベースは元のインスタンスと同じバージョンのインスタンスにしか復元できません。
- システムデータベースは必ず「使用可能」な状態で復元されます。
マスターデータベースの復元
システムデータベースには、マスターデータベースが含まれています。マスターデータベースには、インスタンスのすべてのデータベースに関する情報が記録されます。そのため、バックアップのマスター データベースには、バックアップの時点でインスタンスに存在していたデータベースの情報が格納されています。マスターデータベースをリカバリした後、次の作業が必要になる場合があります。
- バックアップ後にインスタンスに表示されていたデータベースはインスタンスから認識できません。これらのデータベースを再度稼働させるには、SQL Server Management Studioを使用して、インスタンスに手動で添付します。
- バックアップの実行後に削除されたデータベースは、インスタンス内でオフラインとして表示されます。これらのデータベースはSQL Server Management Studioで削除します。