ダイナミックグループの作成

  1. [デバイス] をクリックして、ダイナミックグループを作成するデバイスを含むグループを選択します。

    「すべてのデバイス」グループにはダイナミックグループを作成できません。

  2. 検索フィールドを使用してデバイスを検索します。次の複数の検索条件および演算子を使用できます。
  3. 検索フィールドの横の [名前を付けて保存] をクリックします。

    グループ作成ではサポートされていない検索条件もあります。下の「検索条件」セクションの表を参照してください。

  4. グループ名を指定し、[OK] をクリックします。

検索条件

次の表に、使用可能な検索条件を示します。

条件 意味 検索クエリの例 グループ作成でサポートされているか

name

  • 物理コンピュータのホスト名
  • 仮想コンピュータの名前
  • データベース名
  • メールボックス用の電子メールアドレス

name = 'en-00'

はい

comment

デバイスへのコメント。

デフォルト値:

  • Windows を実行する物理マシンでは、Windows のコンピュータのプロパティからコンピュータの説明が取得されます。15分間隔で自動的に値をアップデートします。
  • その他のデバイスでは空白です。

コメントを表示するには、[デバイス] からデバイスを選択し、[詳細] をクリックし、次に [コメント] セクションを見つけます。

手動でコメントを追加または変更するには、[追加] または [編集] をクリックします。この場合は、自動アップデートが停止します。もう一度自動アップデートを有効化するには、追加したコメントを消去します。

お使いのデバイスのコメントフィールドをリフレッシュするには、WindowsサービスのManaged Machine Serviceを再起動するか、コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

net stop mms
net start mms

comment = '重要マシン'

comment = ''(コメントのないすべてのマシン)

はい

ip

IPアドレス(物理マシンのみ)。

ip RANGE ('10.250.176.1','10.250.176.50')

はい

memorySize

RAMのサイズ(MiB単位)。

memorySize < 1024

はい
ディスクサイズ ハードドライブのサイズ(GBまたはMB単位、物理マシンのみ)。 diskSize < 300GB

diskSize >= 3000000MB

いいえ

insideVm

エージェントがインストールされている仮想マシン。

設定可能な値:

  • true
  • false

insideVm = true

はい

osName

オペレーティングシステム名

osName LIKE '%Windows XP%'

はい

osType

オペレーティングシステム名

設定可能な値:

  • 'windows'
  • 'linux'
  • 'macosx'

osType IN ('linux', 'macosx')

はい

osProductType

オペレーティングシステムの製品の種類

設定可能な値:

  • 'dc'

    ドメインコントローラを表します。

    注意:Windowsサーバーでドメインコントローラーのロールが割り当てられると、osProductTypeが「server」から「dc」に変わります。このようなマシンは、フィルター「osProductType = 'server'」の検索結果には含まれません。

  • 'server'
  • 'workstation'

osProductType = 'server'

はい

tenant

デバイスが属している部署名

tenant = 'Unit 1'

はい

tenantId

デバイスが属している部署のID

部署IDを取得するには、[デバイス] でデバイスを選択し、[詳細] > [すべてのプロパティ] をクリックします。このIDは[ownerId] フィールドに表示されます。

tenantId = '3bfe6ca9-9c6a-4953-9cb2-a1323f454fc9'

はい

state

デバイスの状態

設定可能な値:

  • 'idle'
  • 'interactionRequired'
  • 'canceling'
  • 'backup'
  • 'recover'
  • 'install'
  • 'reboot'
  • 'failback'
  • 'testReplica'
  • 'run_from_image'
  • 'finalize'
  • 'failover'
  • 'replicate'
  • 'createAsz'
  • 'deleteAsz'
  • 'resizeAsz'

state = 'backup'

いいえ

protectedByPlan

特定のIDを持つ保護計画によって保護されているデバイス。

計画IDを取得するには、[計画] > [バックアップ] をクリックし、計画を選択して、[ステータス] 列の図をクリックして、ステータスをクリックします。新しい計画IDによる検索が作成されます。

protectedByPlan = '4B2A7A93-A44F-4155-BDE3-A023C57C9431'

いいえ

okByPlan

特定のIDを持つ保護計画によって保護されている、ステータスが [OK] のデバイス。

okByPlan = '4B2A7A93-A44F-4155-BDE3-A023C57C9431'

いいえ

errorByPlan

特定のIDを持つ保護計画によって保護されている、ステータスが [エラー] のデバイス。

errorByPlan = '4B2A7A93-A44F-4155-BDE3-A023C57C9431'

いいえ

warningByPlan

特定のIDを持つ保護計画によって保護されている、ステータスが [警告] のデバイス。

warningByPlan = '4B2A7A93-A44F-4155-BDE3-A023C57C9431'

いいえ

runningByPlan

特定のIDを持つ保護計画によって保護されている、ステータスが [実行中] のデバイス。

runningByPlan = '4B2A7A93-A44F-4155-BDE3-A023C57C9431'

いいえ

interactionByPlan

特定のIDを持つ保護計画によって保護されている、ステータスが [ユーザーの応答が必要] のデバイス。

interactionByPlan = '4B2A7A93-A44F-4155-BDE3-A023C57C9431'

いいえ

ou

指定した Active Directory の組織単位(OU)に属するマシン。

ou IN ('RnD', 'Computers')

はい

id

デバイスID

デバイスIDを取得するには、[デバイス] でデバイスを選択し、[詳細] > [すべてのプロパティ] をクリックします。IDは [id] フィールドに表示されます。

id != '4B2A7A93-A44F-4155-BDE3-A023C57C9431'

はい

lastBackupTime*

最後にバックアップが作成された日時

形式はYYYY-MM-DD HH:MMです。

lastBackupTime > '2020-03-11'

lastBackupTime <= '2019-03-11 00:15'

lastBackupTime is null

いいえ

lastBackupTryTime*

最後にバックアップの作成が試行された日時

形式はYYYY-MM-DD HH:MMです。

lastBackupTryTime >= '2020-03-11'

いいえ

nextBackupTime*

次回バックアップの時刻

形式はYYYY-MM-DD HH:MMです。

nextBackupTime >= '2021-03-11'

いいえ

agentVersion

インストールされている保護エージェントのバージョン。

agentVersion LIKE '12.0.*'

はい

hostId

保護エージェントの内部ID。

保護エージェントIDを取得するには、 [デバイス] でマシンを選択し、[詳細] > [すべてのプロパティ] をクリックします。[agent] プロパティの「id」の値を使用します。

hostId = '4B2A7A93-A44F-4155-BDE3-A023C57C9431'

はい

resourceType

リソースの種類。

設定可能な値:

  • 'machine'
  • 'virtual_machine.vmwesx'
  • 'virtual_machine.mshyperv'
  • 'virtual_machine.rhev'
  • 'virtual_machine.kvm'
  • 'virtual_machine.xen'

resourceType = 'machine'

resourceType in ('mssql_aag_database', 'mssql_database')

はい

時間と分の値をスキップすると、開始時刻はYYYY-MM-DD 00:00と見なされ、終了時刻はYYYY-MM-DD 23:59:59と見なされます。たとえば、lastBackupTime = 2020-02-20の場合、検索結果には、
lastBackupTime >= 2020-02-20 00:00とlastBackup time <= 2020-02-20 23:59:59の間のすべてのバックアップが含まれることになります。

演算子

次の表に、使用可能な演算子を示します。

演算子 意味

AND

論理積演算子。

name like 'en-00' AND tenant = 'Unit 1'

OR

論理和演算子。

state = 'backup' OR state = 'interactionRequired'

NOT

論理否定演算子。

NOT(osProductType = 'workstation')

LIKE 'ワイルドカードパターン'

この演算子は、式がこのワイルドカードパターンと一致するかどうかを検証するために使用します。この演算子は、大文字と小文字を区別しません。

次のワイルドカード演算子を使用できます。

  • *または%: アスタリスクおよびパーセント記号は、0、1つまたは複数の文字を表します。
  • _: アンダースコアは、1つの文字を表します。

name LIKE 'en-00'

name LIKE '*en-00'

name LIKE '*en-00*'

name LIKE 'en-00_'

IN (<値1>,... <値N>)

この演算子は、値のリストに式と一致する値があるかどうかを検証するために使用します。この演算子は、大文字と小文字が区別されます。

osType IN ('windows', 'linux')

RANGE(<開始値>, <終了値>)

この演算子は、式が値の範囲内に含まれる(包含的)かどうかを検証するために使用します。

ip RANGE('10.250.176.1','10.250.176.50')

< 未満を表す演算子。 memorySize < 1024
> 超過を表す演算子。 diskSize > 300GB
<= 以下を表す演算子。 lastBackupTime <= '2019-03-11 00:15'
>= 以上を表す演算子。 nextBackupTime >= '2021-03-11'
=または== 等しいことを表す演算子。 osProductType = 'server'
!=または<> 等しくないことを表す演算子。 id != '4B2A7A93-A44F-4155-BDE3-A023C57C9431'