仮想アプライアンスの設定

  1. 仮想アプライアンスの起動

    vSphere クライアントで、[インベントリ] を表示し、仮想アプライアンスの名前を右クリックしてから、[パワー] > [パワー オン] をクリックします。[コンソール]タブをクリックします。

  2. プロキシサーバー

    ネットワークでプロキシサーバーが有効にされている場合:

    1. コマンドシェルを起動するには、仮想アプライアンスUIで、CTRL+SHIFT+F2キーを押します。
    2. /etc/Acronis/Global.configファイルをテキストエディタで開きます。
    3. 次のいずれかを実行します。
      • エージェントインストール中にプロキシ設定を指定した場合は、次のセクションを見つけます。
        <key name="HttpProxy">
            <value name="Enabled" type="Tdword">"1"</value>
            <value name="Host" type="TString">"ADDRESS"</value>
            <value name="Port" type="Tdword">"PORT"</value>
            <value name="Login" type="TString">"LOGIN"</value>
            <value name="Password" type="TString">"PASSWORD"</value>
        </key>
      • それ以外の場合は、上記の内容をコピーして、ファイルの<registry name="Global">...</registry>タグの間に貼り付けます。
    4. アドレスは新しいプロキシサーバーホスト名/IPアドレスで置換し、ポートはポート番号の10進値で置換します。
    5. プロキシサーバーで認証が必要な場合は、ログインパスワードをプロキシサーバー資格情報と置き換えます。必要ない場合は、ファイルからこれらの行を削除します。
    6. ファイルを保存します。
    7. ファイル/opt/acronis/etc/aakore.yamlをテキストエディタで開きます。
    8. envセクションを探し(または作成し)、以下の行を追加します。

      env:
          http-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port
          https-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port
    9. proxy_loginproxy_passwordをプロキシサーバー資格情報と置き換えます。また、proxy_address:portをプロキシサーバーのアドレスとポート番号に置き換えます。
    10. rebootコマンドを実行します。

    それ以外の場合は、この手順をスキップします。

  3. ネットワーク設定

    エージェントのネットワーク接続は DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を使用して自動的に設定されます。デフォルトの構成を変更するには、[エージェント オプション]の下の [eth0] [変更] をクリックして、必要なネットワーク設定を指定します。

  4. vCenter/ESX(i)

    [エージェント オプション] の下の [vCenter/ESX(i)] で、[変更] をクリックして、vCenter Server名または IP アドレスを指定します。エージェントが、vCenter Serverによって管理されるすべての仮想コンピュータをバックアップおよび復元できるようになります。

    vCenter Serverを使用していない場合、仮想コンピュータをバックアップして復元する ESXiホストの名前または IP アドレスを指定します。通常、エージェントでホストしている仮想マシンをバックアップする場合、エージェントでホストされていないマシンと比較して、バックアップをより速く行えます。

    エージェントがvCenter Serverまたは ESXiへの接続に使用する資格情報を指定します。管理者の役割が割り当てられたアカウントを使用することをお勧めします。そうしない場合は、vCenter ServerまたはESXi上で必要な権限を持つアカウントを指定します。

    [接続の確認] をクリックすると、このアクセス認証情報が正しいかどうかを確認できます。

  5. 管理サーバー

    1. [エージェントオプション] の下、[管理サーバー] で、[変更] をクリックします。
    2. [サーバー名/IP] で、[クラウド] を選択します。ソフトウェアにより、Cyber Protectionサービスのアドレスが表示されます。別途指示がある場合を除き、このアドレスは変更しないでください。
    3. [ユーザー名][パスワード] で、Cyber Protectionサービスのユーザー名とパスワードを指定します。エージェントとエージェントが管理する仮想マシンはこのアカウントに登録されます。
  6. タイム ゾーン

    仮想コンピュータタイムゾーン[変更]をクリックします。ロケーションのタイムゾーンを選択し、該当する時刻にスケジュールされた処理が実行されることを確認します。

  7. (オプション)ローカルストレージ

    追加のディスクを仮想アプライアンスに接続して、エージェント for VMwareによるバックアップ先を、ローカルに接続されたこのストレージにすることが可能です。

    仮想コンピュータの設定を編集してディスクを追加し、[アップデート] をクリックします。[ストレージの作成] リンクが使用できるようになります。このリンクをクリックし、ディスクを選択して、そのディスクのラベルを指定します。