開始する前に
このアプライアンスはVirtuozzo Hybrid Infrastructureで配置する事前構成済みの仮想マシンです。Virtuozzo Hybrid Infrastructureクラスターのすべての仮想マシンのサイバープロテクションを管理できるプロテクションエージェントが含まれています。
エージェントのシステム要件
仮想アプライアンスを配置する際には、vCPUsとRAMがさまざまに事前定義された組み合わせ(フレーバー)の中から選択できます。また、独自のフレーバーを作成することもできます。
ほとんどの操作で、2個のvCPUと4GBのRAM(ミディアムフレーバー)が十分かつ最適です。バックアップトラフィック帯域幅が100MB/秒を超える(10GBitネットワークなど)場合、バックアップの作成速度を向上するために、これらのリソースを4個のvCPUと8GBのRAMに増設することをお勧めします。
いくつのエージェントが必要ですか。
単一のエージェントでクラスター全体を保護できます。ただしバックアップトラフィックの帯域幅負荷を分散する必要がある場合は、クラスター内に複数のエージェントを含めることができます。
クラスター内に複数のエージェントがある場合、仮想マシンはエージェント間で自動的に均等に配分されるため、各エージェントで同じ数のマシンを管理することになります。
エージェント間で負荷の不均衡が20%に達すると、自動で再配分が実行されます。たとえば、マシンやエージェントの追加や削除を行ったときに、自動再配分が行われる場合があります。たとえば、スループットを向上させるためにより多くのエージェントが必要で、追加の仮想アプライアンスをクラスターに配置する必要があるとします。Management Serverは、最も適したコンピュータを新しいエージェントに割り当てます。これにより、古いエージェントの負荷は軽減されます。エージェントをManagement Serverから削除すると、エージェントに割り当てられたコンピュータは残りのエージェント間で再配分されます。ただし、エージェントが破損したり、Virtuozzo Hybrid Infrastructureのノードから手動で削除されたりした場合には、この再配分は実行されません。再配分は、このようなエージェントをCyber ProtectionのWebインターフェースから削除しなければ開始されません。
自動配分の結果は以下に表示されます。
- [すべてのデバイス] セクションの各仮想マシンの [エージェント] 列
- [設定] > [エージェント] でエージェントを選択した場合は、[詳細] ペインの [割り当てられた仮想マシン] セクション
制限事項
- Virtuozzo Hybrid Infrastructureアプライアンスはリモートで配置できません。
- 仮想マシンのアプリケーション認識型バックアップはサポートされていません。